大学概要【2019年度実施分】多文化共生社会を意識した学生たちによる地域コミュニティ環境づくり

学部?部署共同

【理工?外国語学部】多文化共生社会を意識した学生たちによる地域コミュニティ環境づくり
実施責任者:谷田 真

本プログラムは、UR知立団地中央商店街を舞台に、理工学部建築学科と外国部学部国際英語学科に所属する学生たちが、学部間の垣根を越えて恊働するものである。外国語によるコミュニケーションを重視したワークショップを中心に、日本人と外国人の居場所をつくり、交流の機会づくりを多面的に展開する。この取り組みを通して、地域コミュニティをより良い環境へと促すことを目指すとともに、リアルな社会から多文化共生について学び、学生たちのそれぞれの専門分野へとフィードバックさせる地域社会貢献+実践型教育を内包したプログラムである。

ACTIVITY

地域再生学生賞(実践部門)で最優秀賞を受賞

2019/12/10

学生たち主体のものづくりワークショップを軸に、地域住民らのコミュニケーションの機会を創出。

学生たちは、これまで、ものづくりワークショップを展開することで、日本人と外国人が交流する機会を創出してきた。それらプロセスをプレゼンシートにまとめ、コンペティションへ応募した。結果、第16回「集合住宅?団地再生学生賞(実践部門)」で最優秀賞を受賞した。外部から客観的に評価されたことで、学生たちの励みにもなり、さらなる多面的展開への糧となった。

外国人とのコミュニケーション

2019/12/19

学生たちによる企画で、日本人と外国人が交流する機会を創出。具体的には、皆で木片を削ることで、そのプロセスの中で、コミュニケーションの醸成を図るワークショップを実施したり、団地内の公民館内でハンドスタンプギャラリーを開き、写真映えも狙った壁面装飾を施したりした。
また、外国人でも活動内容が理解可能なように、日本語と英語のダブル併記によるタブロイド紙も作成した。学生たちは、実際に団地内に住む外国人らとコミュニケーションを取ることで、多文化共生社会をリアルに体感する機会となった。

学生たち指導による、木片を削るワークショップに参加する外国人たち。

国や言葉、年齢の壁も乗り越える企画として「ハンドスタンプ」による壁面ギャラリーを学生たちが企画。

学生たちの活動成果品を団地内で循環させる

2019/12/26

学生たちがこれまでデザイン、制作してきたファニテャー類を団地内の他の場所で活用するため、学生たち、団地関係者らが協力して、移設を行った。具体的には、中央商店街から300m程度離れた児童館へ移設。外国の子供達も多く所属する施設内で、本棚やデスクとして設置することで、子供達とのコミュニケーションを促す仕掛けとして活用する。移設当日は、学生たちのみならず、施設管理者も加わって、ファニテャーの組み立てや固定に取り組んだ。実際に子供達が興味深げに近寄る姿に、大学生は自らの活動に手応えを感じていた。

団地内の中央商店街から、300mほど離れた児童館へファニチャーを移設。団地関係者らも協力してくれる。

施設管理者も加わり、ファニチャーの組み立て。

施設関係者らが、実際に設置される状況を喜んでいる姿に、大学生たちも自らの活動に手応えを感じた。

設置された本棚やデスクは、子供達とのコミュニケーションを促す仕掛けとして活用される。

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