大学概要【2022年度実施分】地域資源の発掘と活用

理工学部

地域資源の発掘と活用
実施責任者:佐藤 布武

木?土?石?山?川?町並み?文化…。
地域には、様々な資源があふれている。一方で、色々なものが手に入る現代社会では、地域に存在する資源が何なのかを見失ってしまっている場合も多い。
本取り組みでは、学生が地域を訪れ、その街の資源や良さを発見し、地域に新たな視点を提案する。学生と地域が協働して地域の資源を見つめ直し、未来にむけた取り組みを行っていく。

ACTIVITY

新城市 古い蔵で子ども光のワークショップ開催

2022/11/25

 新城市鳳来寺参道にある、古民家「黒谷家」の蔵にて、子ども光のワークショップを開催しました。
 この蔵は、本活動を通して以前より継続して実習を行ってきた建物で、2020年と2021年に学生のセルフビルドで半地下の内部空間の改修が完了しました。
 本年は完成した蔵を、地域の方々に開かれた場としてお披露目し、認知を深めていただくため、新城「もみじ祭り(10月23日)」にあわせて、本ワークショップを実施しました。祭りで鳳来寺参道付近を訪問した親子連れ約20名が本企画に参加しました。
 ワークショップでは、子ども達にオリジナルミニ投影機を作成してもらいました。投影機は色フィルム交換で様々な色にライトアップできる仕組みになっており、学生達がデザインして部品を準備したものです。投影機を完成した子には、それを手にもって蔵の中を順次歩き回ってもらいました。薄暗い3階構造の蔵の中を、登ったり降りたりしながら探検する子ども達。沢山の親子参加者が投影する様々な色の光は、蔵の中をより一層特別な場所に感じさせます。現代の子どもにとっては、このような古い蔵の中をのぞくのは珍しい体験だと思われます。このような機会を通して、せっかく地域にある古民家や蔵などに子ども達が触れ合う機会が増えてくれればと考えて、学生達が企画しました。
 ワークショップを実施した学生は、「今回のワークショップでは子供から大人まで広い世代の人たちが興味を持ってきてくれた。今後もさまざまな形で蔵を開き、有効活用することで町の活性化、多世代交流にもつなげていきたい。」と、充実感を得た様子でした。

ワークショップが開催された蔵

半地下空間現地で、開催前の打合せと準備

子ども達に作成してもらった投影機

ミニ投影機の使い方を子どもに説明する学生

参加した親子が、蔵の内部をミニ投影機で照らし出す

蔵内のあちらこちらに様々な色が投影される

蔵の中を探検する子ども達

蔵の中の隙間階段を照らして遊ぶ子ども達

資源の魅力を伝えるコンセプトムービーとHPの作成をしています

2022/12/28

本事業では、地域の豊かな資源を見出し、資源との連関を高める活動を展開しています。

学生が試行錯誤したコンセプトムービーが完成しました。
まずはこちらからご覧ください!!
https://www.youtube.com/watch?v=FEUnkO_LJ4A&feature=youtu.be

このムービーでは、仲間と一緒にワーケーションに訪れた若い女性の団体のお話を展開しています。
チェックインの説明を受けて街を散策。
翌日は早朝から海に出て漁業体験。
仕事の時間になったら仕事をし、お昼ご飯には新鮮な魚介を堪能。
午後になったらまた自然の中での仕事に戻り、
終業とともにすぐさまバーベキューとキャンプファイヤー。
そんなワークスタイルを提案しています。


更に、もものうらビレッジでのワーケーションを紹介するホームページも作成しました。
https://momovil.com/#momomap
こちらは、イラストを全て書き下ろし。
担当した女子たちの可愛らしい表現が詰まったホームページになっています。

施設を紹介する地図のほか、
自然の中だからこそのワークスタイルの紹介、
休日や間の時間の楽しみ方、
モデルプランなどが紹介されています。

今回は、これまでに学んできたことをふんだんに盛り込み、
一つの動画とホームページを作成しました。
依頼者はもちろんのこと、これらをみた人はみんな一様に学生の成果をすごく褒めてくれます。
「自分の学びが誰かの役に立つ」
そんな喜びを体感できるのは、もしかしたら幸せな学びの時間なのかもしれません。

コンセプトムービー

ホームページ

学生書き下ろしのイラストマップ

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