大学概要【2023年度実施分】高校IRと教育DXの推進

附属高等学校

高校IRと教育DXの推進
実施責任者:伊藤 憲人

附属高校での学び(一斉授業や探究活動など)が、生徒の成長にどのような影響を与えているのかを多角的に分析するとともに、ICT機器を活用した授業研究を支援し、生徒の学びが深まる授業の普及を目指します。また、教育DXを推進し、教師の働き方改革とともに生徒の学び方改革(個別最適化?多様化)を促進します。


ACTIVITY

活動報告1(Ai GROWの導入について)

2024/01/17

 求められる資質?能力が変化?多様化し、これに合わせて保護者のニーズも変化する中、本校でも従来の学力に加えて、客観的なエビデンスを土台にした資質?能力の評価を導入?活用し、各種教育活動の教育効果の向上と生徒の成長の促進につなげていく必要があります。そこで、IGS社が提供する生徒のコンピテンシーを定量化する評価ツール「Ai GROW」を導入し、生徒の資質?能力の成長や各種教育活動の教育効果を見取る統一指標の一つとして計画?実施?振り返り?改善の精度を高めていきたいと考えています。生徒も自身の個性や強みを早期かつ客観的に把握し、従来の学力以外のさまざまな資質?能力の成長を認知することで、自己肯定感を高め、学習意欲の向上に資することも期待できます。
 今年度は、2023年度入学生の6クラス(216名)を対象として試験的に「Ai GROW」導入をしました。なお、「Ai GROW」は従来の定期考査などでは評価が難しい資質?能力(思考力、判断力、表現力など)を、潜在的な気質を測る心理学の手法や、AIを活用した公正な相互評価などを通じて可視化?定量化する評価ツール。一斉受検をさせる必要はなく自宅でも受検でき、結果は教員も生徒もリアルタイムで確認?活用できます。

Ai GROWの受検をしている様子
Ai GROWの受検はすべてタブレットかスマートフォンで実施でき、一斉受検の必要もないため、学校の空き時間や家庭での隙間時間を有効活用して取り組むことができます。また、直感的な操作性の為、生徒が受検方法に戸惑うことなく取り組むことができます。

Ai GROWの受検結果を確認している様子
Ai GROWの個人結果は、受検後すぐに確認することができます。そのため、受検後間を開けることなく速やかに振り返りをすることができます。なお、他者評価については、該当する評価者が評価し終わると評価結果を確認することができます。

活動報告2(Ai GROWの受検結果の活用について)

2024/01/17

 今年度試験的に導入した「Ai GROW」の受検結果の活用方法について、学級担任の先生に動画を活用して説明をしました。「AiGROW」が活用できると想定される場面は、学級運営?生徒面談?保護者会?指導要録の記入?進路指導など学校生活のさまざまな場面が想定されます。そこで、今回の説明では、受検結果を保護者会など面談の時に活用する方法について説明をしました。また、「Ai GROW」で測定された結果から、気質と資質?能力を基に最適なグルーピングをすることができ、探究活動のグループ分けなどでそれぞれの資質?能力を最大限に活かした活動に繋げることができます。

YouTubeにアップした動画の表紙
面談の時にAi GROWの受検結果を利用する方法について10分程度の動画にまとめました。YouTubeにアップすることで、各先生の都合に合わせて動画を視聴することや、繰り返し視聴することができました。

測定したコンピテンシーの分布の様子
測定したコンピテンシーの数値と母集団分布が表示され、母集団の中での個体の位置を確認することができます。また、受検をするたびに数値の変化を確認することができます。

クラス間比較
計測したコンピテンシーを箱ひげ図で表示し、クラスごとの比較をすることができます。このデータをもとにクラスごとの特徴を把握し、特徴に応じた授業展開を構成することができます。また、同一クラスの受検回ごとの比較もでき、クラス内の変容も把握することができます。

活動報告3(教育DXに関わるセミナーへの参加とAi GROWを活用している学校への先進校視察)

2024/01/23

 本取組は、(1)附属高校での学び(一斉授業や探究活動など)が、生徒の成長にどのような影響を与えているのかを多角的(学習ログやコンピテンシーの評価など)に分析する。(2)ICT機器を活用した授業研究を支援し、生徒の学びが深まる授業の普及を目指す。(3)教育DXを推進し、教師の働き方改革とともに生徒の学び方改革(個別最適化?多様化)を促進する。以上、3つの目的を達成するために実施をしています。今回は、「(3)教育DX」に積極的に取り組んでいる事例紹介のセミナーに参加した報告と、「(1)コンピテンシーの計測(Ai GROW)」を活用している先進校への視察(計画)について報告します。
 1月20日(土)に立命館大学朱雀キャンパスで開催された「ICTを活用した学習指導の充実セミナー」に参加しました。本セミナーは、独立行政法人教職員支援機構が開催し、東京学芸大学教授 高橋純 氏と鳴門教育大学准教授 泰山裕 氏をコーディネータとし、春日井市教育委員会 水谷年孝 氏と富山市立芝園小学校校長 國香真紀子 氏を事例報告者として開催されました。両氏ともにGoogle Classroomを活用した事例報告でした。「ICTを活用することで新たに輝きを見せる生徒がいる」という発言があり、ICTを推進していくことで学習の機会を増やし、個に応じた指導をすることが可能になるということを改めて確認する機会となりました。また、本セミナーで学んだことを今後の本校における教育DXの推進の一助としたいと考えています。
 1月30?31日(火?水)に筑紫女学園中学?高等学校(福岡県)?熊本県立宇土中学?高等学校(熊本県)にAi GROWの活用方法を学ぶための先進校視察に行く予定をしています。Ai GROWで測定したデータをどのように授業改善に活かしているのか、生徒との面談でどのような利用の仕方をしているのか、などについて意見交換をし、今後の本校の活用の参考としたいと考えています。

活動報告4(Ai GROWを活用している学校への先進校視察)

2024/02/01

 Ai GROWの活用方法や教育DXに関わることを学ぶために、筑紫女学園中学校?高等学校(福岡県)?熊本県立宇土中学?高等学校(熊本県)へ先進校視察をしました。Ai GROWで測定したデータをどのように授業改善に活かしているのか、生徒との面談でどのような利用の仕方をしているのか、などについて意見交換をしました。
 筑紫女学園中学校?高等学校は、Ai GROWを学年進行で導入し、生徒や保護者との面談で活用をしていました。探究活動の前後や、特別活動の前後など、コンピテンシーの変化が現れると思われる場面でデータを収集し、成長度を生徒や保護者と共有することで、より個に応じた指導をすることに役立てられていました。また、ICTを活用した公民の授業を見学させていただきました。ジグソー法を取り入れるとともに、iPadを効果的に活用した授業を見学することができました。
 熊本県立宇土中学?高等学校は、探究活動の評価指標の一つとしてAi GROWを導入し、活用をしていました。探究活動への取り組みを自己評価と相互評価から可視化するとともに、外部評価の一つとして活用をしていました。
 両校の取り組みを学ぶことができたことは、本校のAi GROWの活用の仕方を考える上で、大変参考となりました。今後は、外部評価としての側面と生徒指導(面談等)の側面の両方を効果的に活かすことができるような取り組みにしていきたいと考えています。

筑紫女学園中学校?高等学校の中庭の様子

公民の授業の様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ