大学概要【2023年度実施分】共創型人材育成のための学部間?社会連携教育プログラム

学部?部署共同

【情報工学部?社会連携センター】共創型人材育成のための学部間?社会連携教育プログラム
実施責任者:佐川 雄二

情報工学部の学びの特色である学部間および社会連携による教育を推進するために,社会連携センターをハブとした教育プログラムを実施する.情報工学に関する知識や技術を社会課題の解決のために活用できるようにするために,様々な分野の識者,学生らと協働して正課を越えた学びの場を提供し,先見性や多様性を兼ね備えた分野横断的に活躍できる共創型人材を育成する.

ACTIVITY

DAY1 初心者のためのCanvaワークショップ

2023/04/20

魅力的なデザインやスライドなどを簡単に,かつチームの複数のメンバーが協働で作成できるオンラインデザインツールCanvaの使い方を学び,プレゼンテーションスライドを作成する初心者向けのワークショップを,2023年4月15日(土)に情報工学部の多目的創造空間「innovation hub」で開催しました.

今回は情報工学部の学生を中心に,法学部,経済学部,人間学部,都市情報学部,理工学部,農学部,薬学部,理工学研究科の8学部,1研究科の学部1年生から大学院修士1年生までの43名が参加しました.異なる学部?学年の学生でチームを組み,効率よくグループワークできるよう,自己紹介やメンバー全員の共通点を探し出すアイスブレイクを行った後,ワークショップがスタートしました.

このワークショップは,Canva認定エキスパートのぺち丸さんと,フリーランスのたなよしさんを講師としてお招きして,Canvaでイケてるスライドを作れるようになることをゴールとして,Canvaの概要や操作方法の解説と,実際にスライドを作成する作業を行いました.また,テンプレートからオリジナルのスライドを作成する時によくありがちな何かダサくなってしまう理由と回避するポイントをわかりやすく解説いただきました.

プレゼンテーションスライドの作成は個人単位で行いましたが,Canvaの操作方法などでわからない場合は,同じチームのメンバーがサポートするなど,グループワークの効果がありました.また,作成後はスライドをオンラインで共有して,他のメンバーのスライドを確認したり,良い点についてCanva上でコメントをフィードバックすることを通じて,リモートグループワークの方法を体験しました.

ほとんどの参加者がCanvaをはじめて利用する,またはほとんど使ったことがない学生(うち約半数が1?2年生)でしたが,全員Canvaを使ってプレゼンスライドを作成でき,匿名アンケートの結果,87.2%の学生が成長を実感していると回答していました.また,今後もCanvaを勉強して使ってみたい,もっとCanvaの機能を知りたい,他のワークショップにも参加してみたいなど,楽しく知識と技術を身につける学びの姿勢が見られ,大変好評でした.

異なる学部?学年の学生でグループを形成したため,まずはアイスブレイクで打ち解けます

日本で一番Canvaに詳しいぺち丸さんの講義がスタート

ワークショップで学んだことをスライドとして作成する学生達

ぺち丸さんとたなよしさんと一緒に.お疲れ様でした!

大发体育官网_澳门游戏网站プログラミングコンテスト2023第1回

2023/12/27

社会課題を解決するためのサービスなどを実現するためには,プログラミングのスキルが求められます.学生は大学の授業でプログラミングをしていますが,授業以外でプログラミングを行う機会をさらに増やすことにより,着実にプログラミングスキルが向上します.情報工学部では,株式会社マイナビと株式会社444と連携して, 6月17日にプログラミングコンテストをオンラインで開催しました.プログラミング学習のモチベーションアップをしたい,外部のプログラミングコンテストに参加する練習として,自分の実力の確認のためなど,様々な思いをもつ情報工学部と理工学部の学生45名が参加しました.
 
444が提供するプログラミングスキルを「見える化」するTechFULを利用して,学生達は90分間で様々なプログラミングを行いました.難しい問題を速く,正確に解くと高いスコアを獲得することができる仕組みで,合計スコアで順位を競い合いました.

プログラミングコンテストの概要

コンテスト後,スクリーンショットで記念撮影

DX 1Day体験会

2023/12/27

ライフイズテック社と連携して,1日でDX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎知識を学んだり,デジタルリテラシーやノーコードツールの活用方法を学ぶ「DX 1Day体験会」を,2023年9月30日(土)に開催しました.情報工学部と法学部の学生が参加し,「デジタルで課題解決ができる」マインドセットを行い,IT部門とビジネス部門をつなぐ「ブリッジ人材」を目指すために必要となるDXの基礎知識を学びました.その後は,カフェでオーダーを受け付けるという実際の業務を想定して,業務プロセスの可視化を行い,どのプロセスを改善できるか検討した後,改良したプロセスを設計しました.また,データをどのように活用するか,実際のデータ加工からアウトプットまでノーコードツールGlideを用いてスマホで操作可能なアプリを開発するワークを行いました.先輩学生メンターも参加して,参加学生のワークをサポートし,グループワークを通じてDXの基本を体験しました.
 
参加した学生からは「授業ではプログラミング言語を用いてプログラムを作るのに時間がかかりますが,ノーコードのツールを使えばこんなに短時間でスマホで動くアプリが作れてしまうことに驚いた.今後も使ってみたい」との声があり,今後もノーコードなどの新しい情報技術を学ぶきっかけになったようです.

ブリッジ人材に必要となるデジタルを活用する思考など,DXの基礎知識を座学で学んでいる様子

ノーコードでアプリを作成する流れを解説する講師

実際にノーコードでスマホのアプリを設計?動作検証する学生の様子

皆さん,お疲れ様でした!

アイデア創発ワークショップ

2023/12/27

イノベーションを生み出すために必要なアイデアをどのように発想するのか?その方法を学び,アイデアソンを通じて体験する「アイデア創発ワークショップ」を,2023年10月21日(土)と10月28日(土)に開催しました.講師はアイデアプラント代表の石井力重氏.創造工学の研究をはじめ,ブレインストーミング?ツールの開発,アイデアソンのデザインとファシリテーションのほか,グーグルやマイクロソフト,NTTドコモなどの企業における創造研修を実践されています.また,情報工学部開講科目「創造的思考法」の非常勤講師をされている,まち楽房有限会社代表取締役の加藤武志先生も参加し,情報工学部の1年生を中心に,法学部の4年生を含めた約200名が参加しました.
 
このワークショップは,アイデアを発想するための理論を学んだ後,いくつかのテーマから学生の興味があるものを選んで,そのアイデアを発想するアイデアソンを実践しました.DAY 1のテーマは「新しいメディア体験」.こういう体験を実現できたら○○でうれしい,楽しい,役に立つのではないか?を考え,参加学生はブレストを重ねて独創的なアイデアをひねり出していました.DAY 2のテーマは「新しい遊びやスポーツ」の考案.学生らは子供の頃によく遊んだ遊びやスポーツに,新しいルールや道具,技術を追加することで,どのような新しい遊びを創造できるかについて,アイデアソンを行いました.
 
学生が描いた大量のアイデアスケッチに対してハイライト法を用いて魅力的なアイデアを抽出し,上位のアイデアを発想した学生らはプレゼンを行い,独創的なアイデアを共有しました.また,昨今話題の生成AIを創造作業にどのように活用するかについても実例が紹介され,参加した学生たちもChatGPTを用いて,自らのアイデアをブラッシュアップする体験ができました.参加した学生からは「これまではなかなかアイデアが思い浮かばなかったが,発想法やツールを使うことによりアイデアを考えやすくなった」との声があり,2日間のワークショップは大変好評でした.

創造工学の分野で著名な石井先生

新しいメディア体験に関するアイデアをスケッチ

多くの学生から評価された新しい遊びをプレゼンする学生

ChatGPTを使ったアイデアの具体化を体験する学生達

大发体育官网_澳门游戏网站プログラミングコンテスト2023第2回

2023/12/27

コンテストの説明を聞くオンライン参加の学生達

6月に実施したプログラミングコンテストに引き続き,株式会社マイナビと株式会社444と連携して,11月18日にプログラミングコンテスト2023第2回をオンラインで開催しました.競技時間は2時間で,この間に与えられた多くのプログラミングの問題を解いてスコアを獲得していきます.今回は情報工学部の他,理工学部の学生ら19名が参加して,日頃の学習の成果であるプログラミング能力を競い合いました.
 
参加した学生からは「途中から楽しくなってきて,気づいたら時間が終わってました」,「アルゴリズム系の問題が解けず,スコアが伸びませんでした.幅広く練習して,どんな問題でも対応できるようになりたい」,「周りと自身の実力の差が分かったのがよかった.プログラミングのモチベーションが上がった」などの感想がありました.また,第1回のコンテストに参加した学生からは「自身のプログラミング能力が向上していることを実感できた」,「1年ぶりのリベンジでしたが,成長した自分を実感できました」などの感想があり,ほとんどの学生が今後も参加したいとの回答がありました.

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