大学概要【2023年度実施分】ICTを活用した地域情報発信力向上プロジェクト

外国語学部

ICTを活用した地域情報発信力向上プロジェクト
実施責任者:西尾 由里?萩藤 大明

外国語学部の2つの基礎演習クラスが、東区および名古屋市歴史まちづくり推進室と連携しフィールドワークを実施し、文化のみちエリアを中心とした地域の課題を自ら発見し、関連する地域情報の取材および発信を通して地域貢献を行うことを目的としています。英語で世界へ日本の歴史文化遺産を発信しグローバルな学びのコミュニティを創出するプロジェクトの活動を通し、コンテンツの加工、YouTube動画?Webページ作成などの、ICTの知識も習得します。

ACTIVITY

フィールドワークの実施?文化のみちエリアにおける地域情報の収集と取材?

2024/02/02

 外国語学部1年次の2つの基礎演習クラス(西尾ゼミ、萩藤ゼミ)が合同で、名古屋市歴史まちづくり推進室および東区と連携してICTを活用した地域情報の収集及び発信力向上プロジェクトに実践的に取り組み、その一環としてフィールドワークを実施しました。事前に名古屋市東区企画経理室の今井氏と名古屋市の歴史まちづくり推進室の田口氏には講師としてご参加いただき、文化のみち地区の歴史的背景や現存する文化的遺産や建造物等について講義を受けました。今回の課題は、文化のみちの認知度を上げるための方策について考え、最終的には映像を作成することという課題が与えられました。提案のための情報収集と取材のため、約20名の受講生がフィールドワークに参加し、まず東区文化のみちエリアにて東区文化のみちガイドボランティアの会の協力を得てガイド担当者から英語も交えた詳細な説明を受けながら、各チームで説明の記録を取るなど情報収集を行いました。
 参加した学生からの振り返りでは、「フィールドワークをすることによって、はじめて自分の目で見て経験することの大切さを学びました。また映像を作成するということが目的だったので、そのプランを考えながら取材をしました。」などの声が寄せられ、新たな発見があったようです。

文化のみちボランティアガイドの村田会長から参加学生に向けて英語で挨拶 

旧豊田佐助邸内で家屋内の工夫を凝らした造作についての説明を熱心に聴く学生たち

文化のみち二葉館内でステンドグラスについての説明を熱心に聴く学生たち

文化のみち二葉館前での集合写真

名古屋城前での集合写真

ICTを活用した文化のみち認知度向上のための情報発信方法について?チーム活動と提案内容の発表?

2024/02/02

 文化のみちエリアでのフィールドワークで収集した情報に基づいてチーム単位で認知度向上のためのコンセプトを決めパワポ、また映像の作成について、授業の中で話し合いをしました。さらに授業外でも集まり議論を重ねた内容をパワーポイントやオリジナルな作成動画も提示しながら発表を行いました。第一次提案を行い、そののち内容を精査して、最終提案を行いました。名古屋市東区企画経理室の今井氏から、それぞれのチームの発表に対して鋭い質問や改善点について指摘していただきました。また、学生同士からも互いに質問をしあっていました。
 多くの学生からは、「今回の講義では、動画の発表をして他の班の動画も見ることができ、それぞれのチームが個性的で素晴らしく、勉強になりました。」と動画づくりを通しての学びの深さがあったとのコメントもありました。また、「日程調整やチーム内で目的を合わせること確認し合うことが重要ながらも特に難しいことだと思いましたが、チームの中で話し合い、動画作成を進めて行くうちに楽しく効率よくできました。役割分担をうまく活用できたので、チームのみんなのおかげで自分たちが満足できるような動画を作成できてとても達成感があります。」のようにチームが協力して達成した様子がわかりました。

第一次提案の様子

第一次提案について東区の担当者からの質問を受ける様子

チームの提案について企画の詳細を説明する学生たち

最終提案に対して質問やコメントを行う学生の様子

地域の方々を招いて開催された全員参加型のポスター発表会

2024/02/02

 ICTを活用した文化のみち認知度向上プロジェクトの最終イベントとして、名古屋市まちづくり推進室および東区役所の担当者、文化のみちガイドボランティアガイドのメンバーを招いてポスター発表を開催しました。教室の6カ所に映し出された映像の前でチーム全員が参加してそれぞれの提案内容について詳細な説明を行いました。発表を聴いた地域の参加者や学生からは次々と質問が投げかけられ、それに対して発表者が丁寧に説明するなど、双方向のやりとりが活発になされました。最後に地域担当者、ボランティアガイドのみなさんから発表に対して全体的な講評がなされたが、いずれの発表も最新のICTを活用した映像でよかった点が強調されていました。
 参加した学生からは、「今回初めてポスター発表をしましたが、全体に発表するのとは違う点がいくつかありました。話し手としては、少人数で発表しなければいけないので、責任感をより感じ、発表内容についてしっかり理解しなければいけないと思いました。また、聞き手のリアクションが間近で感じられるので、分かりやすく説明できているかが確認できました。個人的には全体発表よりもポスター発表の方が、発表内容も理解しやすく、質問しやすいので良いと思いました。また新しい経験ができて良かったと思います」といった振り返りがなされるなど、有意義なポスター発表となりました。

ポスター発表の全体の様子

発表を行う学生の様子

東区、名古屋市の担当者と、ボランティアガイドのみなさんからの講評を受ける学生の様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ