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2025/08/20

Vol.2 秋の歓喜へ!頂点に向けて鍛錬の夏

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記録的な猛暑となったこの夏、大发体育官网_澳门游戏网站女子駅伝部は朝夕が涼しい場所で恒例の夏合宿をこなした。7月30日から長野?富士見高原で、8月19日からは岐阜?飛騨御嶽高原で、それぞれ約2週間の走り込みを行なった。10月下旬の全日本大学女子駅伝、12月下旬の全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)で優勝奪回を目指す部員たちにとって、その達成に向けた重要な鍛錬期間だ。
今年は7月までに主要大会が集中した日程で、前半シーズンは例年に増して盛りだくさんの内容となった。彼女たちのここまでの活躍を追い、夏合宿での様子やその先の展望を紹介していく。

ユニバで細見選手が殊勲の4位、橋本選手は2種目出走

大学生にとって最重要大会のひとつ、「FISUワールドユニバーシティゲームズ」(以下、ユニバ)の陸上競技が7月21日から27日にドイツ?ラインルールで開催された。〝学生のオリンピック?とも称されるこの総合スポーツ大会に、大发体育官网_澳门游戏网站女子駅伝部から1年生の細見芽生選手と橋本和叶選手が日本代表として参加し、両選手ともに21日の10000mに出場。細見選手は32分01秒91の自己新記録で殊勲の4位入賞を果たした。この種目の優勝記録は大会新の31分25秒84、3位の記録が32分00秒73とハイレベルとなったが、その中で自己記録を1分10秒も短縮する健闘だった。

  • 細見芽生選手

  • 橋本和叶選手

細見選手はこの日までのレースで数々の好成績を収めてきたが、今シーズン最大の目標としていたこの大会でも会心の走り。「あと1秒でメダルだったという悔しさもやっぱりあるのですが、それ以上に、力を出し切れたという喜びの方が大きいし、世界の舞台で戦えてすごく楽しかったです」と爽やかに振り返った。橋本選手は33分49秒84の19位でフィニッシュし、3日後の5000m予選にも出場して16分17秒90(組11着)で走りきった。「自分が思っていたような走りは全然できなかったのですが、日本の大会では味わえない雰囲気や、(日本代表の)ほかの種目で活躍する選手の意識など、今まで感じられなかったことをたくさん吸収できました。1年生のこの時期にこのようなことを経験できたのはすごくよかったと思います」と語り、今後への財産を手にしたようだ。

チームの指揮官?米田勝朗監督は、「細見があれだけいい走りをしたのはチームにとって大きい。橋本も2種目で貴重な経験ができました。この2人が(選考レースだった4月下旬の)日本学生個人選手権で代表入りを決めてから、上級生の意識も変わりいい流れになった」と話すように、チームを鼓舞するような活躍ぶりだった。また、大舞台を踏んだ2選手には、この結果に関わらず学生生活を通じて徐々に力を向上させていくことを米田監督は願っており、「学年が上がることに、少しずつでも記録を縮めていくことができる選手になってほしい」と今後の成長に期待を寄せた。

日本インカレでは3つの入賞、記録会でも複数選手が自己新をマーク

石松愛朱加選手(4年)(左)と瀬木彩花選手(3年)

6月5日~8日に岡山?JFE晴れの国スタジアムで行われた日本インカレには、1500m、5000m、10000mに各3選手が出場し、学生日本一を決する大会で各大学の実力者たちと競い合った。

初日に行われた10000mでは細見選手が33分23秒46で準優勝。石松愛朱加選手(4年)も33分28秒35の自己新で5位入賞を果たした。橋本選手は33分51秒36で入賞まであと一歩の9位となった。石松選手は5000m(7日)でも16分00秒62で6位に入り、2種目での入賞を達成。この種目では山田未唯選手(3年)が16分25秒08で16位、瀬木彩花選手(3年)が16分29秒17で18位となった。

1500m(6日)は瀬木選手と近藤希美選手(2年)が決勝へ進出し、瀬木選手が4分24秒26で11位、近藤選手は4分28秒16の15位でフィニッシュした。柳樂あずみ選手(4年)は予選で4分34秒37の組12着だった。

日本選手権での細見芽生選手

7月4日~6日に東京?国立競技場で開催された日本選手権には細見選手が1500mに出場。予選(5日)で4分17秒20の8着だった。決勝進出条件の組7着まであと一歩となったが、日本一を決める舞台で自己記録を更新。専門外の種目で日本トップクラスの選手たちの胸を借りて健闘した。

そのほか、記録会等のレースでも自己新やシーズンベストが誕生している。6月29日の第2回静岡県長距離強化記録会3000mには女子駅伝部から多数の選手が出場し、細見選手が9分09秒39と自己記録を塗り替えたのをはじめ、力丸楓選手(3年)と上野寧々選手(4年)もそれぞれ9分24秒63、9分26秒59の自己新記録をマークした。

北海道各地で行われる中長距離シリーズ「ホクレン?ディスタンスチャレンジ」(以下、ホクレン)にも各選手が出場し、千歳大会の5000mでは細見選手が15分27秒28と、今季の学生ランキングでトップに立つ好タイムの自己新をマークした。

これらレースで各自が自身の課題を発見して夏合宿へ向かうこととなった。

夏合宿で切磋琢磨、4年生がリーダーシップ発揮

毎年恒例の夏合宿は秋の駅伝シーズンに向けて重要な研鑽の時期。
富士見高原での合宿所では、厳しい練習の合間に選手たちが元気な顔を見せてくれた。

チームを率いているのはキャプテンの米澤奈々香選手(4年)だ。冬から春にかけては膝蓋腱炎や足首の捻挫のため、プールや補強メインのメニューに取り組んできた。5月頃から本格的なトレーニングを再開し、5月後半から6月にかけての教育実習に参加するため部内での練習は一旦中断。その間は自主練習に励み、チームに戻った6月中旬から集中して競技に取り組める状況となってきた。
過去3年間は夏合宿の時期にコンディションが整わず、ランニングの練習は控えていた米澤選手だったが、4年目にして初めてクロカン走などのトレーニングに打ち込んでいる。ホクレンでは千歳大会の3000mで9分16秒95、網走大会の5000mでは16分35秒47をマークした。
レースでは自身の状態が確認できたと振り返り、「しっかり夏合宿をがんばろうというプラスの気持ちで、課題を見つけてできたと思います」と最後の年に思いをぶつける。「だんだん(チームの)足並みが揃ってきたような感じになってきて、夏合宿はいいかたちでできているんじゃないかと思います」と、主将としてチーム全体にも気を配っている。

同じく4年生の石松選手も最上級生としてチームを牽引する存在だ。日本インカレで2種目入賞を果たしたのは前述の通り。特に10000mについては今年初めて挑んだ種目で、インカレでは自身2回目のレースにして上位に食い込んだ。「新しいことをしてしっかり結果を残し、それがチームにいい影響を与えられたらな、と思い挑戦しました」と考えた行動のなかで成果を収めたかっこうだ。
練習についても前向きに取り組み、「毎年、合宿ではあと一歩というところが頑張れない、超えられないという部分があったので、今年は覚悟を持って練習に取り組み、精神的に辛いところであと一歩を乗り越えられるようにしたいです」と、夏合宿でも走りで後輩に姿勢を示している。

大河原萌花選手(4年)は今年度の寮長を務め、自身の競技にも真摯に向き合う夏を過ごしている。「今年は意識も高まり、しっかりいいかたちで練習ができています」と充実感を示しており、ホクレン千歳大会の3000mでは9分25秒15をマークするなど上向き。
大学限りでの競技引退を決めている上野選手は、「(この先に控える)最後のトラックのレースで自己ベストを出して終わりたい」という気持ちをもっているそうで、悔いを残さぬようこの先も取り組んでいくつもりだ。

夏合宿初参加の1年生たちも、活気を持って練習へ参加している。
細川あおい選手は「先輩方は設定の距離より長く走るなど、やっぱり頑張らないといけない、というのを自分たちに見せてくれていると思っているので、自分もそれに応えられるように頑張りたい」と上級生に触発され奮発。同じく新人の長岡みさき選手は、「(3月に)ケガをしてしまってから少しスピードの力が落ちてしまったので、夏場にしっかり距離を踏んで駅伝に対応できるような身体作りをしたい」と抱負を語った。

2、3年生も前半シーズンのトラックレースでそれぞれの課題を見つけ、その改善に向けて取り組んでいる。
瀬木選手は日本学生個人選手権、日本インカレと出場してきたが、「他の選手と比べて自分の意識が低かった」と反省を口にする。「気持ちをしっかり切り替えて、この夏で自信をつけられるようにしたい。〝駅伝を絶対走るんだ?と常に考えて、気持ちの部分で変化が少しずつ出てきていると思います」と良い方向へ向かっているようだ。力丸選手は先述の通り3000mで自己ベスト更新。5000mでもホクレン千歳大会で16分09秒56のセカンドベストで走っている。昨年10月末、踵骨に疲労骨折を起こして以来、5月末頃までコンディションの整わない期間が長かったなかでマークした記録だけに「意外と走れた、という感覚でした」と振り返り、「夏場に練習を積めれば、(自己記録の)タイムが更新できるかな、と思います」と明るい見通しを持ってる。

山田未唯選手は夏場の目標に「ケガをしないで継続して練習すること」を掲げ、「上級生になったのでしっかり自覚を持って行動したい」と、新たな認識が芽生えてきたそうだ。近藤選手はホクレン千歳大会の3000mを9分19秒36で走っているが、前半シーズンは自身の手応えほどの結果が出せなかったと顧みる。秋には5000m初挑戦のレースを予定しているため、「この夏にしっかり距離を踏みつつ、スピードなど自分の持ち味を磨いて、初めての5000mでもこれだけ走れる、というのを見せたいと思っています」と意気込み練習に精を出している。

駅伝に向け準備着々、指揮官は自信みなぎる

厳しい夏合宿で走力に磨きをかけた後には、最大の目標である駅伝へ向かう。例年は日本インカレが夏合宿実施後に控える日程となっていたが、今年はすでに終了しているため、「9月以降は駅伝へ向けて余裕を持った準備ができる」という指揮官の見通しだ。

2年ぶりの優勝を目指す全日本大学女子駅伝は10月26日の開催。大发体育官网_澳门游戏网站女子駅伝部では、10月初旬に実施されるトラックレースでの結果を重要な材料としてチームエントリーのメンバー10名を選考する見込みとなっている。
メンバー全体で実力が拮抗しており、米田監督も現段階では「適材適所で配置することになると思う」と言うにとどめ、編成についての具体的なプランは描いていない。ただし、今後さまざまな要素が噛み合ってくれば「(過去の大会のように)また1区から独走状態を作れると思いますし、そういう駅伝にしたい」と必勝パターンの再現について言及するなど自信のほどがうかがえる。

どんな戦法を取るにせよ、夏合宿を終えた後の仕上がり次第となってくるため、まずは全員が部内の選考を意識して精進している段階だ。「駅伝では、自信を持ってスタートラインに立つことが大切」だと各選手が口を揃えており、コンディショニングへも注力する。
今年度のスローガンには「走りで魅せる!王座奪還!」を掲げ、日々意識していると米澤キャプテンも胸を張る。見る者を再び魅了する日まで残り2ヵ月を邁進していく。