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2019/04/12

アラスカ縦断の自転車旅にまもなく出発!

大自然が相手の冒険家

理工学部 機械工学科3年 松尾祐弥さん

幼い頃から自然のある場所が大好き、キャンプによく出かけていたという松尾さん。誰の助けも借りずに行きたい所に行けるとどこへ行くにも自転車でした。高校生まではママチャリ、大学生になってロードバイク。自転車の魅力の虜になり、ついにアラスカ縦断を決意。なぜアラスカなのか。何を目指しているのか、松尾さんの今に迫ってみました。

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Q自転車が一番の趣味とのことですが、自転車好きになった経緯は?

A

小学生の時、親がキャンプ好きで、よく連れて行ってもらいました。それを機に自然が大好きになったのですが、当時はキャンプには親に連れて行ってもらうしか手段はなく、自分が行きたい自然豊かな場所に行くためには、自転車しかないと思ったのです。中学1年生の時、父親の転勤で長崎に住んでたのですが、この時からどこへ行くにも自転車に乗っていました。長崎には自然が美しい場所が多くあり、往復50kmもある遠方にまで、いわゆるママチャリで遊びに行ったこともあります。自転車そのものにも興味が出て、ママチャリじゃない自転車を知ったのもこの頃です。マウンテンバイクやロードバイク、クロスバイクなどの存在を知り、買ってほしいと親にねだりましたが、大学生になってから自分で買いなさいと言われてしまい、諦めました。

Q高校時代もママチャリで?

A

高校時代は名古屋に住んでいました。学校へは自転車通学していましたが、もちろんママチャリです。当時は愛知県稲武や岐阜県恵那あたりまで自転車で遊びに行っていました。同時に、自転車を趣味とする仲間とSNSでつながり、時間があれば会合にも参加していました。そこでは、年代の違う人たちと自転車の話をすることがとても楽しく、自転車の種類や部品などについても知識が増えて、ますます詳しくなりました。早く自分で自転車を買って、あちこち行きたいという思いも強くなっていきました。

Q大学では機械工学を専攻した理由は?

A

高校生の時、将来パイロットになりたいと思っていました。そのためには機械のことを学ぶ必要があると思ったからです。今は、パイロットよりも「冒険家」になる夢があり、冒険のためのひとつの手段として、自転車があると考えています。機械工学は自転車とも関係していますので、専門知識が自転車に活かせている部分も多々あると感じています。

Q今、自転車で壮大な旅の計画があるとか。

A

今年の夏休み、8?9月にかけておよそ35日間、自転車でのアラスカ縦断自転車旅を計画しています。私にとって、夢を追いかけること=冒険なので、まずはその夢に向かって挑戦したいという思いから計画を立てました。行程や資金集めなど、すべてがチャレンジです。特に資金集めには苦労をしており、まずクラウドファンティングで20万円の資金を集めました。また有名なアウトドア商品のメーカーが協賛企業となってくれることも決まり、今はアルバイトで不足資金を稼いでいるところです。

Qなぜアラスカ縦断なのですか?

A

一番の理由は、アラスカのツンドラは真っ赤に紅葉するのですが、その紅葉の絨毯の上を自転車で走りたいと思ったからです。アラスカ縦断旅行では、およそ3000kmを自転車で走る予定ですが、その間、紅葉したツンドラはもちろん、野生動物との出会いや、もしかしたらオーロラも見られるのではとワクワクしています。手付かずの、ありのままの大地の道なき道を走ります。そのためにオフロードバイクも購入済みです。

Qアラスカ縦断中、何にチャレンジするつもりですか?

A

自転車だからこそ出会える、大自然のありのままの姿を伝えたいと思います。写真はもちろん、動画やブログでもタイムリーに発信していくつもりです。自分が本当にやりたいと思っていることを、実際に実行する人も、それを広く発信する人も少ないと思います。自信がないとか、躊躇している人が多いのかと。そういう人たちに、やりたいこと、挑戦したいことを始める勇気を持ってほしいと思っています。私が発信することで、背中を押すことができれば嬉しいと思っています。

Q不安に思っていることはありますか?

A

アラスカは、日本の4.5倍の面積があります。そのため州内でも気温差が激しく、夏は、暑いところでは30度になりますが、北極圏を超えると平均気温は0度近くにまで下がります。内陸部になると夜はさらに冷えます。この気温差に対応するためには、それなりの装備が必要となるのですが、自転車旅では運べる荷物の量には限界があります。この荷物の軽量化が一番の課題であり不安ですね。あとは体力です。そのために、大荷物を持って、アスファルトではない道を走る練習もしています。

Q将来の夢は何ですか?

A

冒険家になることです。5年刻みで自分なりの目標を定めています。まず25歳までにアラスカの氷河をスパイクタイヤを履いた自転車で走りたいと思っています。30歳までにデナリ山登山にチャレンジしたいと思っています。そして35歳までにはアラスカでカヌー下りに挑戦したいです。どれも大冒険ですが、きっと想像以上の達成感が得られるでしょうし、見たことのない世界が目の前に広がっているのではと思うと興奮します。そして、今回のアラスカ縦断もそうですが、応援してくれるすべての人にお礼を伝えて、繋がりを大切にしていきたいと思っています。

Q大发体育官网_澳门游戏网站の魅力を教えてください。

A

まずいろいろな学生がいることです。いろいろなことに興味を持っている人がたくさん集まっているという印象です。私もサイクリング同好会に所属していますが、今回の旅に関して、叱咤激励してもらっています。「そんな考えでどうするんだ!」と親身にアドバイスしてくれる友人がいることは、何よりありがたいですね。

理工学部 機械工学科3年 松尾祐弥さん

愛知県半田市出身。父親の仕事の関係で、東京、名古屋、長崎の各地で過ごす。今までに自転車で行って印象に残っている場所は、愛知県の稲武と、愛媛県と広島県を結ぶしまなみ海道。どちらも達成感が大きかったとか。アラスカ縦断に向けて、すでに自転車は購入済み。現在は資金調達のためにアルバイトに勤しんでいる。
(“Alaskan Boy”まつごんのブログ:http://matsugonbike.com/