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農学部

“農”を通じて、現代社会の問題を解決する。

生物資源学科

生物資源学科では、「生物生産学」「遺伝育種学」「生物保護学」「経営?経済学」の4分野を探求しています。自然科学の基礎から、植物の生産?管理技術、農産物の流通、最新のバイオテクノロジーに至るまで、幅広い専門知識やスキルを身に付け、食料の生産から食卓までを支えます。

専門科目 PICK UP

青果保蔵学

収穫した野菜や果物をそのまま放っておくと味が落ちるのは、根から栄養が吸収されなくなっても生き続け、自らに蓄えた成分を消費して代謝を行うためです。それぞれの野菜や果物に合った温度を保ち、代謝を抑えてやれば、人がおいしいと感じる成分を減らさずに貯蔵できます。ブロッコリーなら、常温では2~3日の間は新鮮な状態を保つことができ、冷蔵庫の野菜室では2週間、冷蔵室なら3週間ほどに延びます。このような収穫後生理に基づいた最適な取り扱い方法について学ぶのが、「青果保蔵学」。将来、食品流通や農業の専門家として、適切な判断をするための知識がつくのはもちろん、消費者としても日々の食生活に役立つ内容です。
青果保蔵学

細胞生物学

細胞は、驚くべき機能を持つ生命の最小単位です。その外側は“生体膜”という特別な膜に囲まれています。生きるのに必要な物質だけを取り入れ、それ以外は入れないようにするため、“膜タンパク質”による選択透過性が備わっています?さらに?取り込むものが変われば外の状況が変化したと理解して“シグナル伝達”を行い?細胞分裂や?特別な機能を持った細胞になる“分化”が起きます?「細胞生物学」では、細胞が成長し生き続けるためのこうしたメカニズムを学び、個体や生命全体の理解へとつなげます?細胞を理解することで?“米がどう育つか”“果実はなぜ甘くなるか”といったことも?論理的に考え説明できるようになりますよ?
応用生物化学科

化学を基盤とした生命現象?食品機能?生物制御機構の解明と応用に関する専門知識、論理的思考力を培います。バイオテクノロジー、食品、医薬品?化粧品?医療関連産業など、幅広い分野で広く活躍できる専門家を養成します。

専門科目 PICK UP

生物化学Ⅰ?Ⅱ

約35億年もの歴史を持つ生物はとても神秘的な存在ですが、一方で生体分子という“部品”からなる“機械”であり、生命の実体は水を溶媒とする無数の化学反応の総和だと考えることもできます。生物化学は、生命現象というブラックボックスの中の仕組みを分子レベル?細胞レベルで解明する学問です。この授業では、糖質?タンパク質?脂質?DNA?RNAといった生体分子の構造と機能、合成と分解、相互作用や化学反応について学び、その後の学習に不可欠な細胞?酵素?受容体?代謝?遺伝子発現?情報伝達などの理解を深めます。学生の関心の高い食品や栄養、化粧品や医薬品などと密接に関わる知識を身につけます。
生物化学Ⅰ?Ⅱ

香粧品化学

良い匂いのことを“香り”といいます。“香り”は、古代より人類の生活に密接に関わってきました。“香り”の利用は有機合成の進歩に伴い急速な広がりを見せ、今や香水や化粧品だけでなく、石鹸?シャンプー?入浴剤などのトイレタリー製品、家庭用洗剤?柔軟剤?消臭剤?台所用品などのハウスホールド製品まで多岐にわたっています。“香り”を利用した製品(香粧品)の開発や製造にかかわるためには、“香り”を発する分子に対する正しい知識の習得が必要です。この授業では、有機化学的見地から香り分子の化学構造、化学的性質、化学反応性について学習し、各香料の分類?機能?製法?用途?役割について理解を深めることを目標とします。
香粧品化学
生物環境科学科

生物?人?自然の調和を、環境とその豊かさの保全という側面から探究します。1年次から実習と実験を行い、2年次からは専門実験でより深く学びます。多様な視点で環境問題を捉え、自発的問題解決能力を有した人材を育成します。

専門科目 PICK UP

微生物学

海辺で感じる“磯の匂い”に、微生物が関わっていることを知っていますか? 海水中の硫化イオンを利用する細菌が、あの特有の匂いを発する物質をつくっているのです。微生物が持つ能力は実に多様で、化学物質を出して“コミュニケーション”を取り、自分たちの種類が有利になるよう増減をコントロールする細菌もいます。「微生物学」では、細菌やカビのこうした性質や生存メカニズムを紹介します。1gの土には10?個もの微生物が含まれ、そのほとんどが未知の種類。人が採取や培養をして名前をつけたものは全体のわずか0.1%ほどにすぎず、その中にさえ有益なものが多数います。微生物の魅力を、ぜひ知ってもらいたいと思います。
微生物学

植物繁殖生態学

ミズアオイという植物は、鏡に映したような2種類の花(L型?R型)を咲かせます。L型は花柱(めしべ)が花の中心より左下にあり、送粉用葯(おしべ)は右下。R型は左右が逆で、両型とも花の上部にはよく目立つ食用葯があります。クマバチなど大型のハチが食用葯を目当てにL型の花に止まると、ハチの右腹に送粉用葯が触れて花粉がつきます。次にR型に止まると右腹には花柱が触れ、他花受粉が成立します。さらにミズアオイは、ハチが来ない雨天時などは食用葯から落下した花粉により自花受粉も行います。これは、植物の巧妙な生存戦略のほんの一例。多様な環境に適応し次の世代を残すための植物の繁殖様式を学びましょう。
植物繁殖生態学

他にもこんな学びがたくさん!

生物資源学科

応用生物化学科

生物環境科学科

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