「2015全日本大学女子選抜駅伝競走（富士山女子駅伝）」が12月30日、静岡県富士宮市から同県富士市の7区間43.4kmのコースで行われました。女子駅伝部は2時間25分04秒の2位でゴールイン。2014年の4位から浮上し、6大会ぶり3回目の準優勝を飾りました。7人が期待通りの力走で強い名城復活を果たし、ゴールの富士総合運動公園陸上競技場に駆け付けた約100人の大学関係者やテレビ中継を見た関係者の感激もひとしおでした。
レースにはオープン参加の静岡県学生選抜を含む21チームが参加し、立命館大学が2時間21分50秒で3連覇しました。

同部は10月25日に仙台市で行われた第33回全日本大学女子駅伝対校選手権大会（杜の都駅伝）で前年から2つ順位を上げて5位に入り、富士山女子駅伝は故障者なしで臨み、表彰台に立つことを目指しました。
1区の青木和（のどか）選手（1年）は富士宮市の富士山本宮浅間大社前をスタートし、3位の好位置で2区の北本可奈子選手（3年）がたすきをつなぎ、エース区間の4区で湯澤ほのか選手（3年）が2位に押し上げました。7区の玉城かんな選手（1年）は急な上り坂のコースで松山大学と競り合いながらも突き放し、右手で高々とVサインをしながらゴールテープを切りました。玉城選手はチームメートに抱きかかえられるように迎えられ、これまでの努力を思い出し、涙を浮かべる選手も見られました。
閉会式の後、陸上競技場のスタンドで慰労式がありました。吉久光一学長は「感動しました。皆さんは大发体育官网_澳门游戏网站の誇りです」と称え、大发体育官网_澳门游戏网站スポーツ?文化後援会の丹下富博会長は「涙が出そうになりました。在校生には、これでもっとやれるという感覚ができたと思います」と2016年のさらなる飛躍に期待しました。続いて、小笠原日出男理事長、佐茂英明女子駅伝部後援会長や西澤豊校友会静岡県支部長から激励金が贈られました。
これに応えて、3区を走った安原光主将（4年）は「1年間やってきたことが間違いではなかったことが分かりました。強い大发体育官网_澳门游戏网站復活の兆しにしたい」と感涙とともに謝辞を述べました。米田勝朗監督（法学部教授）は「今回出場した選手たちは入学した時から強い大发体育官网_澳门游戏网站を知らずにきましたが、ようやく返り咲くことができました。来年は挑戦者として立命館大学の背中を追い、さらに追い越したい」と力強く抱負を述べました。
米田監督はまた、選手の食事の献立づくりと調理に尽力してきた名古屋学芸大学管理栄養学部の田村明教授（本学薬学部卒）と学生を感謝の言葉とともに紹介しました。学生らはバランスのとれた献立を考え、鉄分たっぷりの補助食で選手たちの体づくりを支えました。この日は田村教授と4年生ら10人で声援を送り、一緒に喜びの涙を流しました。