トップページ/受賞 薬学部の松居さんが日本薬剤師会学術大会でポスターセッション優秀賞
| 受賞者 |
松居 千夏さん(薬学部薬学科6年、医薬品情報学研究室) |
| 受賞名 |
第52回日本薬剤師会学術大会 ポスターセッション 優秀賞 |
| 受賞日 |
2019年10月14日 |
| 受賞テーマ |
がん患者に対する死亡前1年間の漢方処方:DPCデータを用いた全国実態調査 |
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本賞は、日本全国の薬剤師などのポスター発表から、①学術性、②新規性、③将来性、④医療等への貢献、⑤示説?討論時の態度?応対等を含む総合的な観点から審査が行われ、授与されたものです。 本研究テーマのDPCとは、診断群分類に基づく1日当たり定額報酬算定制度のことで、その制度に基づいて支払われた診療報酬のデータを利用して研究を行い、がん末期の漢方処方の実態を明らかにしました。 死亡前3カ月間では16.1%の患者に何らかの漢方薬が処方されており、がん補完代替医療において漢方薬が広く処方されていることが明らかになりました。方剤の種類は86種類にも上り、大建中湯が最も多い方剤でした。用途は、気虚の栄養状態や消化器症状の改善などさまざまであり、がん患者のどの時期においても使用し得る漢方薬であるため、最も処方比率が高くなったと考えられます。
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