トップページ/受賞 農学研究科の加藤さんがISPlasma2022/IC-PLANT2022で優秀ポスター発表賞

受賞者

加藤大志さん(農学研究科農学専攻修士課程1年、加藤雅士教授?志水元亨准教授研究室)

受賞名

ISPlasma2022/IC-PLANTS2022, Best Presentation (Poster) Award

受賞日

2022年3月10日

受賞テーマ

Enhanced Bioremediation of 4-Chlorophenol by Oxygen Radical Treatment Based on Non-Thermal Atmospheric Pressure Plasma

ISPlasma/IC-PLANTSは、世界をリードするプラズマ科学の研究者が集まる国際シンポジウムで、基礎?応用研究の最新の成果が発表されます。今回、約100件のポスター発表の中から、加藤大志さんを含む研究者7人に、優れた研究発表として「Best Presentation (Poster) Award」が贈られました。
河川や土壌から環境汚染物質を除去することは、持続可能な社会において重要です(SGDs 6, 12, 13, 14)。本研究では、プラズマによって生成する酸素ラジカルの高い反応性に着目し、プラズマ発生装置から発生する酸素ラジカルが、環境汚染物質として知られる4-クロロフェノール (4-CP) に及ぼす影響を調べました。その結果、酸素ラジカル処理によって、効率よく4-CPの水酸化、脱塩素化、および芳香環の開裂が起こり、4-CPの分解に有効であることが分かりました。さらに、強い毒性がある4-CPが減少することで、汚染水処理で働く細菌の活動を助けることも分かりました。以上のことから、酸素ラジカル処理が環境汚染物質の新たな除去技術として期待できます。
本研究は、本学理工学研究科の伊藤昌文教授、名古屋大学工学研究科の堀勝教授の研究グループと共同で行いました。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ