トップページ/受賞 農学研究科の加藤大志さんが日本生物工学会で生物工学学生優秀賞(飛翔賞)を受賞

受賞者

加藤大志さん (農学研究科農学専攻博士課程1年、加藤雅士教授?志水元亨准教授研究室)

受賞名 日本生物工学会 生物工学学生優秀賞 (飛翔賞)
受賞日 202393
受賞課題

リグニンを原料とした環境低負荷なバイオエタノール生産プロセスの開発

日本生物工学会の生物工学学生優秀賞(飛翔賞)は、博士後期課程や同等の大学院教育課程に在籍する、将来的に素晴らしい研究業績を上げることが期待される学生会員を奨励するための賞です。全国から 6 名がこの賞に選出され、加藤大志さんはその中で中部支部の代表として選ばれました。

加藤さんは、木材の主成分であるリグニンを完全に消化?分解することができる白色腐朽菌(はくしょくふきゅうきん)の研究を進めています。加藤さんは、白色腐朽菌がリグニンを分解する際に生じるリグニンの断片をさらに分解する新しい酵素を突き止めました。この酵素の遺伝子とプラズマ技術を組み合わせることで、プラズマ照射によって生成されたリグニンの断片を分解する酵母を開発し、環境に優しいバイオエタノール生産技術の開発に挑戦しています。加藤さんはこれまでに 2 件の学術論文を国際誌に発表しており、生物工学分野の若手研究者として今後の活躍が期待されます。

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