トップページ/受賞 薬学部の楠本美優さんが第71回日本薬学会東海支部大会で学生優秀発表賞を受賞

受賞者

楠本美優さん(薬学部6年、病態解析学Ⅰ研究室)

受賞名

第71回日本薬学会東海支部大会 学生優秀発表賞

受賞日

2025年7月5日

受賞テーマ

Astn2 遺伝子変異マウスの新生仔期における免疫活性化による高次脳機能への影響

第71回日本薬学会東海支部総会?大会が開催されました。本賞は、優れた学生口演を対象として授与されます。
精神疾患の発症には、遺伝的?環境的要因が関与しています。遺伝的要因の1つとして、日本人の統合失調症、自閉スペクトラム症および双極症患者でアストロタクチン2(ASTN2)CNVが確認されています。環境的要因の1つとして、周産期の免疫活性化は児の精神疾患の発症リスクを高めることが報告されています。しかし、これらの2要因の関連性については未だ検討されていません。本研究では、新生仔期のAstn2 ヘテロ接合体(HT)マウスに脳内免疫系を活性化することにより、顕著に神経細胞の縮小や高次脳機能障害が認められることを見出しました。ASTN2 CNVは、精神疾患発症の脆弱性を形成する要因の1つであり、周産期の免疫活性化が精神疾患の発症リスクを高めることが示唆されました。

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