大学概要【2019年度実施分】日本文化プロジェクト

附属高等学校

日本文化プロジェクト
実施責任者:伊藤 憲人

グローバル化が進み、海外との交流が増加する中で、自国の文化を学びアイデンティティを再認識する必要性は高まっている。そのため、「和太鼓」「茶道」「華道」「剣道」「柔道」等を通じた日本文化の学習をSGHを核として全校生徒、部活動に取り入れ、国際交流に役立てる。学年、所属を越えて和太鼓を練習、演奏することにより、本校に対する帰属意識を醸成するとともに、外国人との交流を深め、日本文化の豊かさを体験させる。

ACTIVITY

吹奏楽部の施設訪問と和太鼓購入

2019/06/19

6月15日(土)に附属高校吹奏楽部員が名古屋市中村区にある介護老人保健施設白社苑を訪問し、ボランティア演奏を行いました。お年寄りに馴染みのある曲目をということで、「高校三年生」「祭り」「ふるさと」「川の流れのように」の4曲を演奏しました。「祭り」では和太鼓を取り入れた迫力ある演奏を披露することができました。お年寄りたちは時折歌を口ずさみながら大変熱心に聴いてくださり、世代を超えた有意義な交流をすることができました。
 今年度も学びのコミュニティ創出支援事業として認められた予算をもとに締太鼓二台を購入しました。また、昨年生徒の熱のこもった演奏により破損した和太鼓の皮を張り替え修繕しました。6月17日(月)に堀田新五郎商店から和太鼓が届き、国際クラスの生徒が受け取りました。これで大編成による演奏に必要な和太鼓は長太鼓、締太鼓ともすべて揃いました。いつでも本格的な練習ができる環境が整ったので、日本文化の発信に役立つ演奏技術の向上がさらに期待できます。

気合の入った和太鼓のソロ演奏

熱心に聴き入るお年寄りたち

真新しい締太鼓が到着

長太鼓の張り替え完了

中国高等学校との交流と和太鼓披露

2019/07/19

7月12日に湖州長興中学校及び嘉興第一中学校実験学校の生徒25名、引率教員3名が来校し、本校国際クラスの1.2年生が応対しました。両校とも中国の一級重点学校に指定されており、卒業生の多くは中国有数のエリートコースを歩むとのことです。歓迎式典では両校の教員代表が挨拶した後に記念品の交換が行われ、和やかな雰囲気の中で交流が始まりました。本校生徒が校内の施設を案内した後、数人のグループに分かれてアクティビティを行いました。日本と中国の文化の違いをテーマとし、共通言語である英語を駆使してお互いの理解を深め合いました。話し合った結果はグループごとに模造紙にまとめ、代表生徒が発表しました。興味深い話がたくさんありましたが、中でも中国の生徒たちが朝6時から夜9時すぎまで授業を受けていると聞き、大きな衝撃を受けていました。中国の生徒たちの向上心と学習意欲の高さに大いに刺激を受けたようでした。交流の中では、アトラクションとして国際クラス3年生が和太鼓の演奏を披露しました。小編成による演奏でしたが、中国の生徒たちに日本文化の一端を紹介することができました。最後に全員で記念写真を撮り、短い時間でしたが充実した交流を終了しました。紆余曲折のある日中関係ですが、英語を共通言語として対等の立場で交流する経験を通して、本校生は日中親善の確かな手ごたえを感じたようです。

歓迎式典での記念品交換

歓迎の気持ちをこめて和太鼓演奏

文化の違いを再認識

代表生徒によるまとめ発表

文化祭で日本文化を紹介

2019/10/17

「絆」をテーマに文化祭スタート

気合いの入った和太鼓の演奏

茶華道部のおもてなし

感動のフィナーレ

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ