大学概要【2016年度実施分】大学院進学率向上プロジェクト

理工学部

大学院進学率向上プロジェクト
実施責任者:前川 明寛

勉学意欲が顕著であり努力をする学生を対象に、大学院進学への動機付けにすることを目的に,交通機械に関連した最先端の話題の講演会を開催するとともに、日本の最先端研究施設の見学会を実施します。今年度は、航空宇宙開発の先端分野研究者を講師に招き、同分野に関心を示す学生に最先端の技術開発に触れる機会を提供します。また、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の見学会も行います。

ACTIVITY

三菱重工(株)名古屋航空宇宙システム製作所と飛島工場の見学

2016/10/19

三菱重工(株)殿のご厚意により、8月30日に名古屋航空宇宙システム製作所と飛島工場の見学をさせていただきました。普段見ることのできない、航空機やロケットの研究開発や製造現場を間近に見ることができ、大変好評でした。

三菱重工見学後に実施したアンケートの集計を行いました。

2016/11/08

三菱重工見学会 アンケート

三菱重工見学後に実施したアンケートの集計を行いました。参加者の94%が航空機産業のような最先端分野で働くことを希望し、72%が大学院進学を望んでいることがわかりました。また、感想の欄には、航空宇宙産業の現場を感じることができた、現場の方から直接詳しい説明を聞けて良かった、実際のモノづくりの現場を自身の目で見ることができ進路を考えるときの参考になった等と記入されており、今回の見学が学生たちにとって貴重な体験であったことがうかがえました。

最先端の航空機技術開発(FQUROHプロジェクト)講演会

2016/11/08

11月1日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の航空技術部門FQUROHプロジェクトのファンクションマネージャー高石武久氏をお招きし、最先端の航空機技術開発(FQUROHプロジェクト)の講演会を3年生対象に開催しました。FQUROH(フクロウ)プロジェクトとは、航空機の機体騒音低減技術の飛行実証を行うプロジェクトで、音もなく飛ぶフクロウの名に因んだものだそうです。高石氏からは、そもそもなぜ低騒音化する必要があるのかというところから、実際の飛行試験の方法まで幅広い話題を映像を交えてわかりやすく解説していただきました。さらに、大学院へ進学することの意義についてもご自身の体験をユーモアを交えて語っていただき、聴講していた3年生の進学意欲も高まったのではないかと思います。

航空機技術開発の講演会?学生レポート

2016/12/05

11月1日に実施したJAXA高石氏による航空機技術開発の講演会に関するレポートを学生に提出してもらいました。用紙の欄外まで書き記したレポートも多数あり、学生たちが熱心に聴講していたことがわかりました。高石氏の大学院進学の意義についての話に刺激を受けた学生も多く、「これまで大学院のことを考えたことがなかったが、進学して研究や開発の職を目指したい」と書いている者もいました。最先端の技術開発の第一線で活躍する方の話は、予想以上に学生たちへの刺激になったようです。

トヨタ自動車株式会社高岡工場とトヨタ会館の見学に行きました。

2017/02/03

1月30日にトヨタ自動車株式会社高岡工場とトヨタ会館の見学に行きました。高岡工場では自動車の組み立て工程を案内していただき、出来上がったばかりの車が工場から走り出していくところも見ることができました。高岡工場からトヨタ会館への移動途中では、学生たちから多くの質問がでて、ひとつひとつに丁寧に答えていただきました。トヨタ会館ではドライビングシュミュレータで腕試しをしたり、環境技術やITSの展示を熱心に見ていたりする学生の姿が印象的でした。

新日鐵住金株式会社名古屋製鐵所の見学に行きました。

2017/02/28

2月24日に新日鐵住金株式会社名古屋製鐵所の見学に行きました。初めに概要説明を受けた後、縦2km横3kmという広大な敷地の中をバスで移動しながら主要な設備を見学していきました。高炉ではできたばかりの銑鉄が流れ出てくるところを目にすることができました。また圧延工場では赤く熱したスラブが圧延され伸びていく工程をその熱を感じるほど近くで見ることができ迫力満点でした。スラブを運ぶ180トンキャリアカーを始め、すべてが巨大で、敷地内には海外から鉄鉱石と石炭を運んでくる大型船のための港、石灰石を運んでくる列車のための線路等もありました。交通機械工学科では、学科名が示すように交通機械すなわち自動車、航空機、鉄道車両等に関連する方面へ進む学生が多いのですが、今回の見学でそれらの交通機械を製造する上で欠かせない製鉄という分野への興味も喚起できたと思います。また、高度な技術による製鉄の現場を見ることで、学生たちの勉学への意欲も一段と高まったのではないかと思います。

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