大学概要【2022年度実施分】センシング技術を活用したモノづくり教育

理工学部

センシング技術を活用したモノづくり教育
実施責任者:畑 良幸

センシング技術を活用したシステムやアプリケーションを提案?構築できる人材の育成に向けた教育を実施する.学生自らが,様々なセンサを活用?融合した新たなアプリケーションを提案及び試作を行うことによって,モノ作りの楽しさ?やりがいを体感する.自由な発想をもつ人材の育成と主体的な学びの促進をねらう.また,コンテスト等への参加による他大学との交流を通して,広い視野と高い発信力をもった技術者の育成を目指す.

ACTIVITY

国際ナノ?マイクロアプリケーションコンテスト(i’CAN 22)の国内予選大会への参加

2022/07/08

 国際ナノ?マイクロアプリケーションコンテスト(i’CAN)はMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスを用いて、学生自らが新たなアプリケーションを提案?試作し、口頭発表とポスター発表を通じて、新規性や有用性を競う大会です。
 今年は4/24(日)にせんだいメディアテーク(仙台市)にて国内予選大会が開催され、高校生?大学生?大学院生からなる18チームが参加しました。大发体育官网_澳门游戏网站からは11人からなる3チームが参加しました(2年生:7人、3年生:1人、修士1年生:3人)。技術?知識の習得だけでなく、主体的学びの促進、他大学との交流による視野の広がり、プレゼンテーション能力の向上等にも繋がったと思います。

チーム名:Sharp Eared Rabbit
アプリケーション名:拡張補聴器
 授業中に雑音を排除しながら聞きたい先生の声のみを抽出できるヘッドホンを作製しました。眠くなったときは、センサによって姿勢を検知して振動によって起こす機能も付いています。

チーム名:Open The Door
アプリケーション名:GesKey
 ジェスチャーで様々な鍵を開けるGesKeyを作製しました。一つのGesKeyを手首に取り付け、複数の独自ジェスチャーによって、家や車など様々なものの鍵を開閉します。

チーム名:Team Obata
アプリケーション名:タクトミュージック
 指揮棒の動きに応じて再生音楽をコントロールすることで、オーケストラの指揮者のような体験をしたいという思いから提案したアプリケーションです。指揮棒のふり方によって音量や曲を変えることができます。

Sharp Eared Rabbitのプレゼンテーション

Open The Doorのプレゼンテーションとデモンストレーション

Team Obataのプレゼンテーション(遠隔参加)

オープンキャンパスにおける高校生に向けた製作物の紹介

2022/12/19

 MEMSセンサデバイスを活用し、学生自らが新たなアプリケーションを提案?試作する本課外活動を、オープンキャンパスにおいて高校生向けに紹介しました(MEMS: Micro Electro Mechanical Systems)。
 国際ナノ?マイクロアプリケーションコンテスト(i’CAN)にて発表した3つの製作物を(拡張補聴器、GesKey、タクトミュージック),デモンストレーションを交えながら紹介しました。高校生にモノづくりのやりがいや楽しさを伝えるという地域貢献だけでなく,大学で学ぶ知識が無い高校生に分かりやすく説明することを通じて,発表した学生の発信力の向上につながったと思います。

高校生に向けた発表の様子1

高校生に向けた発表の様子2

高校生に向けた発表の様子3

2023年の製作チーム結成とアプリケーション提案

2022/12/26

 2023年もMEMSデバイスを活用したアプリケーション提案?試作を行う本課外活動を実施します(MEMS: Micro Electro Mechanical Systems).4つの製作チームを新たに結成し,それぞれ製作物のアイデア出しを行いました.今回は学年をまたいだメンバ構成としました.後輩は先輩から学び,先輩は後輩を教えることによって,これまで学んできたことの理解が深まることが期待できます.それぞれの提案?試作物は以下の通りです.製作を行い,コンテスト等で発表を行っていきます.
 
チーム名:Cradle(1年生:1名,4年生:2名)
アプリケーション名:コモルン
 乳幼児が泣き始めたらMEMSマイクによって検知し,ゆりかごをゆらすことであやすことや,湿度センサでおむつ交換を知らせてくれる育児サポート装置.
 
チーム名:Dunkers(1年生:2名,2年生:1名,3年生:1名)
アプリケーション名:エアバスケ
 IMUによって手首等の姿勢?動作を検知.シュートの格好をすることによってゴールに入ったかを判別.家でもどこでも手軽にバスケットボールの練習ができるウェアラブルデバイス.(IMU: Inertial Measurement Unit)
 
チーム名:Icy(2年生:3名,4年生:2名)
アプリケーション名:たべごろん
 力センサ,温度センサの情報をもとにヒータを制御し,かちかちのカップ型アイスクリームを自動で食べ頃の柔らかさに調整してくれる小型装置.
 
チーム名:Muscle(1年生:2名,4年生:2名)
アプリケーション名:ラクラクスティック
 超音波センサ,加速度センサ,力センサの情報をもとに,歩行を検知しながら周辺を検知し,障害物があったら手に振動を与えるくれる.高齢者のより安全な活動を支援する新規杖.

Cradleのメンバ

Dunkersのメンバ

Icyのメンバ

Muscleのメンバ

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ