大学概要【2022年度実施分】「大志を抱け」自己実現セミナー

法学部

「大志を抱け」自己実現セミナー
実施責任者:伊川 正樹

この取組は、目的意識が明確でなかったり、あるいは、目的はあるものの行動に移せずにいる学生を対象に、学生自らが社会見学や職場体験を企画?実施?事後検証することによって、自身の目標や目的意識を明確にするとともに、主体性と実行力を養うことを目的とします。また、このことを通じて、学年を超えた学生間のつながりを作り、大学での学びの楽しさを共有できる仲間の輪を広げていくことも目指します。

ACTIVITY

法学部史上初!「新入生歓迎会」を実施!

2022/04/22

 新学期が始まって2度目の土曜日となる4月16日、名城ホールで「法学部新入生歓迎会」を行いました。このイベントは法学部史上初の試みで、大志セミナーのメンバー9人が「新入生歓迎会実行委員会」を立ち上げ、約1か月を費やして一から企画?準備し、実施しました。約100名の新入生が参加し、大盛況のうちに幕を閉じました。
 歓迎会の前半は「学校紹介:大发体育官网_澳门游戏网站法学部を知ろう!」というテーマのもと、「キャンパス」「学食」「法学部教員」「部活?サークル」「課外活動」について、動画やスライドを用いて紹介しました。動画を作成するに当たり、関係各所へのアポイントメント、動画撮影、編集全て実行委員が行いました。出来上がった動画はVlog風のものもあれば、実行委員自らが出演しているもの、先生へのインタビュー動画、クラブやサークルの個性が全面に出ている動画など、個性?テイストが様々で、見ごたえのある素晴らしいものでした。
 歓迎会の後半は「ミニゲーム企画:新しい友達を作ろう!」とのテーマで、「ジェスチャーゲーム」と「テーマ型連想ゲーム」を行いました。新入生が交流しやすいように少人数のチーム制にしたり、また、ゲームは盛り上がるように景品を準備したりするなど、随所に工夫が凝らされていました。熱戦後もチームのメンバー同士で談笑するなど、新たな友情が芽生えたようで、参加した新入生は大変満足そうに会場を後にしました。
 今回の活動を通して、得られた経験は大きかったようです。以下は歓迎会を企画した学生の声(抜粋)です。
「…コロナ禍の中で自分たちが思うように大学生活のスタートを切れなかった悔しさから新入生のために何かできないかと提案した企画でしたが、新入生の笑顔をたくさん見ることができて…やりがいや、学生主体で何かを成し遂げることの充実感、素晴らしさを実感しましたが、組織として全体がともに動くことの難しさも同時に実感しました。今回の反省点を活かし、今後もこのような活動を積極的に行っていきたいと強く思っております。」
更なる成長を期待しています。

スライドの1枚1枚、動画の1場面1場面に、温かい気持ちが込められていました。

「大志を抱け」自己実現セミナーの活動紹介も行いました。

実行委員の熱のこもった司会で、会場が盛り上がりました!

歓迎会の最後に会場にいた全員で記念撮影を行いました。

中部空港税関支署見学

2022/06/13

 愛知県を対象とするまん延防止等重点措置のため延期していた中部空港税関支署見学が6月2日、遂に実現しました。この企画を立ち上げた当初から、本セミナーに参加する学生が税関職員担当者と連絡をとり、日程調整など準備?計画を行いました。
 見学会では、まず、ビデオやスライドを用いた税関業務のご説明があり、税金の徴収に関する側面と関所としての側面について学びました。
 次に、麻薬探知犬のデモンストレーションを見せていただきました。探知犬の訓練では、まず、「タオルを巻いて縛った『ダミー』を発見すると遊んでもらえる」ということを繰り返し探知犬に経験させ、ダミーを探すヒントとして、ダミーに違法薬物の臭いをつけておくそうです。これにより、探知犬は、違法薬物の臭いを嗅ぎ分けると遊んでもらえると思い、一所懸命に違法薬物を探すようになるということでした。
 場所を移して、CIQ庁舎の屋上から中部空港全体を見渡しました。タイミングが悪く、飛行機はほとんど停留していませんでしたが、一機、離陸するのを見ることができました。
 最後に、2020年7月に全国6つの空港で運用が本格的に開始された「電子申告ゲート」を見学しました(2022年5月末時点では7つの空港で利用可能とのことです)。これまでは紙ベースの「携帯品?別送品申告書」に記入し、それを手渡しすることで申告していましたが、新たな手段としてスマートフォンを通して行う「電子申告」が加わりました。職員の方が専用端末および電子ゲートで実演してくださり、その便利さを実感することができました。
 2022年11月に日本の税関制度は発足150周年を迎えます。そのようなメモリアル?イヤーに旅行者とは異なる目線で空港内の税関業務について学ぶことができ、大変良い機会になりました。
 また、参加学生が税関の業務内容や違法薬物の密輸入などに関して積極的に質問する姿も見られました。この見学を通じて、企画を実現する苦労や積極的に学ぶ面白さ、税関が果たす社会的な役割?意義、法律が実際に運用されている様子など、多くの学びを得たことと思います。

見学のメインはCIQ庁舎です。CIQとはC(Customs:税関)、I(Immigration:出入国管理)、Q(Quarantine:検疫)の頭文字です。

模造麻薬見本は大変興味深いものがありました。

2頭の麻薬探知犬によるデモンストレーションを見学することができました(違法薬物の発見に成功し、ダミーを用いて遊ぶ様子)。

CIQ庁舎の屋上から駐機場、滑走路を一望することができました。

天白警察署見学

2022/08/03

 6月16日、天白警察署を見学しました。
 まず、警察官の業務内容がどのようなものか、警察官になるためには何をすべきか、警察学校ではどのような生活をしているのかということについて、お話をうかがいました。例えば警察学校ではすぐに活躍できる人材を育てるために、刑法などの授業や柔道、剣道などに加え、最近では指紋の鑑識や犯人を取り押さえる練習も取り入れているそうです。
 次に、白バイを見学しました。現役隊員による白バイの運転は迫力満点でした。白バイはかなりの重量があるため、初心者は支えることにまずは苦労するそうです。ラグビー部に所属する学生が隊員の力も借りつつ白バイを支えてみたのですが、かなり大変だったようです。筋力?運動量がどれだけ必要なのかを思い知りました。
 今回の天白警察署見学に参加した学生は、警察官になるためには体力だけでなく大学での学び、特に法の知識や第二外国語を習得する重要性を実感することができました。また、実施にあたり、警察署との交渉や連絡、日時設定などを担当した学生にとって、物事を企画しそれを実現する難しさを体感し、多くの学びを得るきっかけとなりました。

白バイと共に。

見た目以上の重量があります。

弁護士と行く裁判傍聴

2022/10/12

 2022年8月30日、名古屋地方裁判所で裁判所見学を行いました。この企画では、弁護士の先生に裁判傍聴の同行と傍聴後の解説をしていただく機会を設けたことで、より深い学びを得ることが出来ました。参加したほとんどの学生たちは実際に裁判が行われているところを見た経験がなく、積極的に質疑応答が行われました。
 当日は進行の様子が対照的な2つの裁判を傍聴しました。弁護士の先生からの解説を聞く場面では、参加者全員で2つの裁判を比較して気になった点を挙げ、どちらの裁判がより建設的に行われていたかを考えたり、裁判は被告人を裁くためだけに存在しているわけではなく、被告人のこれから先の人生について共に考えるためのものでもあることを学んだりしました。
 見学を経て、参加者たちからは裁判や弁護士という職業についての印象が大きく変わり、法を学ぶことに対する意欲が向上したという声や、将来を考える機会にもなったという感想が寄せられました。

傍聴した裁判について弁護士の解説を聴きました(弁護士の先生は写っていません)

弁護活動や裁判官の訴訟指揮によって裁判の印象がずいぶん異なることに驚きました

東京研修

2022/11/22

 11月4、5日に「大志を抱け」自己実現セミナーの活動の一環として、東京研修を実施しました。
 1日目は警視庁、国会議事堂そして法務省の見学を行いました。警視庁では女性警察官に案内していただき、主に警察参考室、通信指令室を見学しました。日本の首都?東京を守る警察官の歴史や業務について学びました。次に国会議事堂では、テレビなどでよく見る参議院本会議場や前庭を間近で見ることができました。私たちが想像していた以上に大きく、とても威厳のある雰囲気を感じさせるものでした。法務省では、旧本館の赤レンガ棟で司法、そして建築の近代化についての史料に触れ、学芸員による詳しい解説また法務史料を通して、明治時代以降の司法整備の歴史を学びました。
 2日目は、まず明治大学博物館を見学しました。商品、刑事、考古の3部門の展示がありましたが、その中でも特に刑事部門の展示は一段と目を引きました。江戸時代から明治時代初期にかけて使われた拷問?刑罰の道具のレプリカや刑罰関連の古文書など、普段はなかなか見られない展示を見ることが出来ました。明治大学博物館を見学後、参加者全員がそれぞれ事前に計画した研修コースをまわりました。法律業界では有名な有斐閣を見学した学生もいれば、全国的に有名な寺社に訪れ、歴史を学ぶ学生もいました。
 今回の研修では、計画を立てるところから新幹線、施設の予約まで全て学生が主体となって動きました。時には準備をする上で仲間との連携が取れず、大変なこともありましたが、この研修を自分たちにとってより良いものにしたいという気持ちから、全員で準備に取り組むことができました。準備段階、そして当日と参加者学生にとって大変有意義な研修、経験になりました。

警視庁前にて

想像以上に大きく、とても威厳のある雰囲気のあった国会議事堂

法務省旧本館(赤レンガ棟)。ここから見られる皇居と高層ビル群という対照的な建造物から織り成される夜景は最高でした。

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