大学概要【2023年度実施分】海外の高校との協働研究及び研究成果発表会などの教育活動支援

附属高等学校

海外の高校との協働研究及び研究成果発表会などの教育活動支援
実施責任者:伊藤 憲人

海外でのフィールドワークを行い、現地の高校生とディスカッション、プレゼンテーションを実施することにより、異文化との摩擦、価値観の異なる他者との協働を通して国際感覚豊かな発信力を備えたグルーバル人材の育成を支援する。

ACTIVITY

台湾フィールドワーク渡航前事前学習会

2023/07/03

 令和5年7月31日から8月4日に台湾の国立臺中科技大学と協働で実施する台湾現地フィールドワークに向けて、参加者が4班に分かれて調査対象、調査項目、調査方法について検討しております。この事前学習会は毎週定例で実施しておりますが、7月からは班ごとに定例会以外の日程を設定し、ICTルームのパソコンや個人のタブレット端末を利用して検討を重ねていきます。
 現地との調整を必要とする事項や現地調査先に事前アポイントメントが必要な場合は、臺中科技大学の先生方にお世話になりながら準備を進めております。
 今回の台湾フィールワークは、コロナ禍のために3年間のブランクがあり、生徒が全て入れ替わってしまい、先輩から後輩へと社会課題(研究対象)の引継ぎやノウハウの伝承のないところで、あらためてゼロベースでの実施となります。今回の実施を足がかりにして回を重ねる毎に充実したフィールドワークにしていきたいと考えております。

教室でのレクチャー

ICTルームでのグループワーク

Global fieldwork in Taiwan

2023/09/01

 夏休み中の7月31日から8月4まで4泊5日の日程で海外フィールドワークを実施しました。参加者は1年生4名、2年生6名、3年生4名と引率教員2名の合計16名です。
 フィールドワークは台湾の台中市で実施し、2021年から附属高校が学術協力協定を結んでいる國立臺中科技大学語文学部応用日本語学科(五専部)の先生方と学生の皆さんの多大なご支援のもと、有意義な探究活動を実施することができました。
 生徒たちが自身の興味関心のもとに発案した「観光」、「まちづくり」、「野良動物の保護」、「ゴミ問題」の4つのテーマについて臺中科技大学の学生さんたちとチームを組み、台中市内の駅、商業施設、公共施設、飲食店、國立中興大学での調査や街頭インタビューを実施しました。その際には臺中科技大学の学生の皆さんには、台湾の文化を教えていただいたり、道案内や通訳をしていただいたりとご協力をいただきました。
 市内調査後は、臺中科技大学の教室をお借りして、チームごとにディスカッションをしながら発表用プレゼンテーションを作りました。日本と台湾の学生とがそれぞれのバックボーンに基づく「当たり前」の違いに気づきながら意見を交わしていました。
 また、8月1日はAGC(旧旭硝子)の雲林県斗六市にある工場を見学しました。そこで、いかに地域に受け入れられるか、どのように日本人から現地人に管理運営部門を引き継いでいくかなど日本企業の海外進出の課題にについて質疑応答の機会を持つことができました。この経験は、附属高校の生徒にとってとても良い刺激になったと考えられます。
 最終日の8月4日は台北市の故宮博物院を見学し中国、台湾の歴史を確認するとともに日本と長いつながりを学びました。

國立臺中科技大学の皆さんとGlobal fieldwork in Taiwan参加者

台中市内での街頭インタビュー

テーマについてのディスカッションとプレゼン作り

プレゼンテーションの様子

Global fieldwork in Taiwan事後研修

2023/11/28

 7月31日から8月4日まで4泊5日の日程で行われた台湾での海外フィールドワークの事後研修(学習)を実施しました。令和6年2月に全校規模で実施する生徒研究発表会のポスターセッションに向けて、各自の探究内容をポスターにまとめました。台湾で実施したグループとしてのディスカッション内容に各自の見解を加味し、生徒それぞれがフィールドワークによる検証を考察しました。

ポスター作製に取り組む生徒

アイデアをまとめる生徒の様子

アイデアをまとめる生徒の様子

アイデアをまとめる生徒の様子

生徒が作製したポスターの例

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ