大学概要【2023年度実施分】高大連携による新たな国際研修プログラムの開発?運営プロジェクト

学部?部署共同

【国際化推進センター?附属高等学校】高大連携による新たな国際研修プログラムの開発?運営プロジェクト
実施責任者:津村 文彦

ウィズコロナにおいても欠かせない国際交流?異文化理解の機会を持続的に学生,生徒へ提供することを目的として,国際化推進センターと附属高等学校が連携?協働してプログラムを開発?運営するプログラムである.高校生と大学生が同じ目標へ向かって,協力して主体的に一つの課題に取り組むことで,多様な経験を通して課題解決に欠かせない「突破力」の養成と「生涯学びを楽しむ」価値観の醸成を目指していく.

ACTIVITY

附属高校の生徒とスチューデントアシスタント(SA)が国内フィールドスタディ(福島)の事前研修を展開

2024/03/29

ポストコロナにおいても欠かせない国際交流?異文化理解の機会を持続的に学生,生徒へ提供することを目的として,国際化推進センターと附属高等学校が連携?協働しプログラムを開発?運営しています.今年度は,通常の英語学習環境では学べない内容の講義を受け、参加者が体感した経験値をもとに実践的かつ実現可能なグローバル人材像の提案することを目的として参加者を募りました。事前研修として,意識調査を実施したしました。グローバル人材として必要なスキルを9つに絞り込み,アンケート形式で重要性の高さを聞き取りました。その結果、語学力への意識が想定していたよりも低かったことが分かりました。
 本研修でグローバル人材に必要とされているスキル(一覧)
  1.コミュニケーション能力
  2.語学力
  3.主体性やチャレンジ精神
  4.協調性?柔軟性
  5.責任感?使命感
  6.リーダーシップ
  7.日本人としてのアイデンティティー
  8.異文化理解
  9.クリティカルシンキング

上記スキルの中でTOP3に入ったスキルは「主体性やチャレンジ精神」「異文化理解」「コミュニケーション能力」

(もっとも重要が少なかった)Bottom3に入ったスキルで想定していなかったものは「語学力」

附属高校の生徒とスチューデントアシスタント(SA)が国内フィールドスタディ(福島)に参加

2024/03/29

現地研修では,単に授業を受講するのではなく,「社会で通用するスキル」「自分に不足しているもの」「絶対的に必要性が高いもの」の3点に焦点を当て,臨んでもらった.大发体育官网_澳门游戏网站生(SA)4名と附属高校の生徒10名が参加.3日間に渡り普段の授業では馴染みのないビジネスに関連したレッスンを受講.集中的に英語を活用することで日常感じることの出来ない不自由さ焦燥感を通して経験した.また,事前研修で調査したスキルの重要性についての情報収集(焦点としてあげた3項目についての感想や実感したことを集めた).3日間と研修期間は短かったものの,参加した生徒?学生それぞれが少しずつ積極的(能動的)に自ら動く(発言する,質問する等)様になっていったことが確認出来た.

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6レッスンを修了し,最後の授与式にて

附属高校の生徒とスチューデントアシスタント(SA)が国内フィールドスタディ(福島)事後研修として比較,提案

2024/03/29

今年度は,通常の英語学習環境(学内)では学べない内容のレッスンを受け、参加者が体感した経験値をもとに実践的かつ実現可能なグローバル人材像の提案することを目的とした.スキルを磨き上げる世代が「重要」だと感じるスキルはどのスキルなのかを事前研修結果に照らし合わせ比較分析した.
非常に興味深い変化は以下の3点.
 ①【主体性やチャレンジ精神】「もっとも重要」が大きく増加.実体験を通じて痛感した大切さの現れ.自ら動くことの重要性に気づかされた.
 ②【語学力】このスキルも「もっとも重要」が増加.実践前は足りない意識が低かった.実践を通し改めて伸ばすべきスキルであることを再認識.
 ③【アイデンティティ(日本人としての知識や認識をまとめた単語)】唯一顕著に「そこまで重要ではない」が増加したスキル.現役生徒?学生にとって9つのスキルはまだまだ開発中の段階にある.重要度を「低く」評価した意見が多かったのは,なんとなくどれも重要に感じていた事前調査と異なり,実体験を通じ,そこまでの重要性を感じなかったスキルと言える.
上記の変化より,実践的かつ実現可能なグローバル人材像は,最初に「主体性やチャレンジ精神」を持つ(または高める)ことと,「語学力」を引き続き伸ばし続けていくことであると提案する.

興味深い変化①:もっとも重要が急増した「主体性やチャレンジ精神」

興味深い変化②:実践して再認識した「語学力」

興味深い変化③:実体験を通してより的確に「判断」出来た「アイデンティティ」

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