大学概要【2023年度実施分】日本のカーボンニュートラルに向けた水素経済実現のためのビジネス創出と政策課題

経済学部

日本のカーボンニュートラルに向けた水素経済実現のためのビジネス創出と政策課題
実施責任者:李 秀澈

カーボンニュートラルの達成に向けて、特に水素は、水素還元製鉄、燃料電池自動車など経済全般にわたって脱炭素エネルギーとしての可能性が高くなっている。そこで、本事業は、水素経済取組の中心地域である北九州市の「水素タウン」を訪問し、現在の取組と関連ビジネス創出の状況、水素経済実現に向けた政策課題について考察を行い、学生たちに水素経済の実現のための政策マインドを身に着けさせる。

ACTIVITY

国際関係の中で日本の電気自動車シフト

2024/02/05

 2023年5月13日15:00~17:00に、山梨大学の喜多川先生を招へいし、「国際関係の中で日本のEV(電気自動車)シフト」に関する講演会を行った。EVシフト=ガソリン?等から電気?動?(Electric Vehicle:EV)への転換は、気候変動防?対策としていま?常に注?されている。
 この講演のねらいは、EVシフトをグローバルな視点から検討することにより,近年の環境政策において重視されている主体は何かを理解することであった。単にEVを増産すればよいという問題ではない。喜多川先生は、国際ルールづくりで?本は受け?的であるが、?先の?本の産業発展ではなく,世界に貢献できる「規範」を提案すべきであると結論付けた。

講演の先生に学生の質問の様子

講演後の記念写真

喜多川先生の講演資料

経済学部ゼミレポートフェスティバルで「次世代エネルギー「水素」の可能性~実用化に向けた課題と将来性~」プレゼンテーション

2024/02/05

 2023年12月5日10:00~15:00に開催された経済学部ゼミレポートフェスティバルでは、李ゼミ生のグループが、学びのコミュニティ事業のテーマであった、日本の水素経済実現に関するテーマに対して、報告を行った。
 この研究の背景は、エネルギー転換が必要とされている現在、「水素」という非炭素エネルギーにどのような可能性があるのか。水素エネルギーを中軸とするカーボンニュートラル社会の構築が強く求められていることに注目した。そして研究の目的は、水素エネルギーを分析?考察し、その将来性を探ることであり、①水素発電、②鉄鋼産業、③水素燃料電池自動車、④家庭用燃料電池システムの4つの分野の可能性について考察することであった。

経済学部ゼミレポートフェスティバルでの報告の様子

水素産業に関する報告ファイル

九州地域のトヨタ宮田工場が行っている水素ビジネス実証プロジェクト現地見学

2024/02/05

 2024年1月23日10:00~12:00に、九州地域のトヨタ宮田工場が行っている水素ビジネス実証プロジェクトに関する現地見学を行った。
最初にトヨタ宮田工場の環境プラント部の嶋田課長から、「トヨタ自動車九州の水素エネルギー取り組み」に関する説明をしていただいた。
説明会では、嶋田課長から、水素における現在の技術、コスト的な課題について話していただき、そしてこれから技術革新や再エネ利用拡大に伴う水素の製造や多様な分野での水素利用の可能性についてお話をいただいた。
 説明会の後は、トヨタ宮田工場に設置された太陽光発電からの電気を利用し、水の電気分解から水素製造の仕組みと施設見学をさせていただいた。そしてその水素を利用し、トヨタの水素?燃料電池自動車への充填施設も見学させていただいた。

トヨタ宮田工場の水素エネルギー取り組みに関する説明会の様子

トヨタ宮田工場の水素製造施設見学の様子

トヨタ宮田工場の水素自動車への水素充填施設の見学の様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ