学部?大学院科目 Pick Up

経済理論研究

経済学は、理論を作り上げる領域と、その理論を現実経済の説明の分析基準として利用しようという実証研究の2分野から成り立っています。この科目の目的は、代表的な経済理論を取り上げて、実際の経済現象を説明する上で不十分な箇所がないかどうか、議論しながら検証することを行います。簡単に言えば、理論は現実の経済を説明し理解するための道具なのです。その理論の有効性についてですが、現実の経済現象をうまく法則的に説明できるか否かにかかっています。この時、最も重要なのは、説明できない部分が存在すれば、それは経済現象ではないと切り捨てて良いかということになります。マルクス経済学の標準的なテキストである山口重克著『経済原論講義』を取り上げて、様々な角度から議論を行います。また、市場と、家族などの共同体に代表される非市場との関係性をうまく経済理論の内部に位置づけるにはどうしたら良いのかという問題解決にも、大学院での高度な研究としてチャレンジしていくつもりです。この研究の前提は経済学の古典的な名著を多少は読んで知識を有していることです。『資本論』や『国富論』などは重要な著書です。

中国経済論研究

グローバルな知識経済化のなか、中国はその主要なプレーヤーとしての地歩を固めてきました。授業では、この国が抱える経済?社会問題の歴史的背景や深層を見極め、さらには昨今打ち出された発展戦略がもたらすグローカルなインパクト、今後の課題を考察します。到達目標は、中国(ひいてはグローバル)経済?社会の持続性について、学際的に討論?提言できる研究者?実務家としての基礎的な能力を培うことです。受講に先立って、中国経済?社会開発に関する基礎的な知識を習得していること、そして、英語文献の読解に求められる基礎的な語学力を有することが望まれます。

農業経済論研究

この科目では、農業経済や農業政策に関する経済理論と農業にまつわる具体的な知識の習得を目指します。はじめに農業経済論に関する理論的な文献を精読し、その後で日本の農業史と農業政策史を具体的に検討します。農業政策については対立する見解を比較しながら検討を進めたいと思います。 到達目標は、(1)農業経済の基礎理論を習得すること、(2)農業の歴史的地域的多様性を理解すること、(3)現実の社会や歴史過程に農業経済理論を適用する力を身に付けること、(4)農業政策に関する異なるさまざまな見解を理解することです。

経済地理学研究

産業立地を中心に経済地理学について学びます。基礎的な理論を学ぶとともに、製造業やサービス業などのさまざまな産業、日本国内や海外のさまざまな地域の事例を通して、産業立地の時代変化や政策、地域経済や人々の生活に与える影響などについても議論します。到達目標は、経済地理学に関する知識、考え方、調査方法などを身に付け、議論できるようにすることです。

現代企業論研究

財務、投資、戦略、企業統治、イノベーション、スタートアップなど企業に関わる研究分野の定量研究(統計学に基づく実証研究)を取り上げて、議論します。また、統計分析の演習を行い、定量研究への理解を深めます。企業に関わる定量研究を包括的に理解することを目的とします。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ