大学概要【2021年度実施分】授業スペシャリスト養成コミュニティの構築

教職センター

授業スペシャリスト養成コミュニティの構築
実施責任者:平山 勉

本プロジェクトは、教職課程履修学生が学部で培った教科専門性を土台として、取組実施責任者が主催する公開研究会?フォーラムの運営に主体的に携わることを通して、連携協力者(自主ゼミのOB教員、元学校長など、研究会?フォーラムの運営メンバー)の学校現場での経験を実践的な知識を得る機会として提供しながら、「授業づくり」「学級づくり」の力量を互いに高め合う「授業スペシャリスト養成コミュニティ」構築を目指す取り組みである。

ACTIVITY

8月28日公開研究の開催と参加者による学びの共有

2021/12/27

本プロジェクトは、教職課程履修学生が学部で培った教科専門性を土台として、実施責任者が主催する公開研究会?フォーラムの運営に主体的に携わることを通して、連携協力者(自主ゼミのOB教員、元学校長など、研究会?フォーラムの運営メンバー)の学校現場での経験を実践的な知識を得る機会として提供しながら、「授業づくり」「学級づくり」の力量を互いに高め合う「授業スペシャリスト養成コミュニティ」構築を目指す取り組みです。公開の研究会?フォーラム等は、年間3回(8月、1月、3月)と毎年開催して来ましたが、昨年度に引き続き、新型コロナウィスル感染対応で参加者、自主ゼミメンバーの安全防止の観点から、zoomを活用したオンライン開催に切り替えて、公開研究会を8月28日(土)に実施しました。今回は、愛西市立佐屋西小学校教諭の八神進祐氏から、「令和を生き抜く教師像~不易と 流行の先に~」、四日市市立常磐小学校教諭の西村佳子氏から中央研修(学校教育の情報化指導者養成研修)の成果を活かした「GIGAスクール構想の実現によって児童の学習意欲はどのように変容してきたのか」の2名の外部講師による基調講演を聴講し、学び合いを深めることができました。
今回のテーマにも関わりますが、当日教育実習や個人の都合で参加できなかった関係学には、研究会の様子をGoogleドライブでのオンデマンド配信を活用して後日視聴してもらうことできました。研究会終了時に、自主ゼミ学生、研究協力者、そして、2名の外部講師を囲んで、オンデマンドのまま会の振り返りを実施することができました。

自主ゼミOBで、現在、高等学校で数学の非常勤講師をしている植田知晃氏から「参加をする度に、たくさんの意欲的な学生や熱心な先生方にお会いでき、今回も大変良い雰囲気で学ばせていただきました。2学期はオンライン、分散登校と慌ただしくなりそうですが、今回の学びを生かし1歩ずつ進んでいきたいと思います。また、1日も早いコロナウイルスの収束と、1回でも多く対面でのフォーラムができることを心から願っております。本日はありがとうございました。」との振り返りのメッセージをいただきました。当日、研究会の進行役も担ってもらった自主ゼミ学生の一人からは、「本日はありがとうございました。教員として必要になるICTの技術や1つの道具として使い方、また実践として教員の目線の配り方などをたくさん学ぶことができました。また、司会のような形も行うことの学びも得ることができたので、これからの教員として生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。」との振り返りメッセージがあり、現職教師を目指して力量を高め合う学習環境を提供ができたことありがたく感じました。

四日市市立常磐小学校教諭の西村佳子氏(外部講師)の講演の様子

愛西市立佐屋西小学校教諭の八神進祐氏(外部講師)の講演の様子

教職センター谷口正明准教授(プロジェクト協力者)による教師視点映像記録を活用したワークショップの様子

11月1日東浦町教育委員会の緒方なな氏との学校ボランティアに関しての交流会

2022/01/05

本プロジェクトは、学校現場で活躍するために、学校ボランティアにもプロジェクトとしても参加の後押しをしています。残念ながら、昨年度からのコロナ禍の影響もあり、例年教育委員会の実施責任者を大学に招聘しての対面での説明会?質疑応答を開催してきましたが、2021年度は、講師をzoomで結び、リアルタイムで参加可能な自主ゼミ生や教職課程履修生と学校ボランティアの意義や実施計画について話していただく場を令和3年11月1日(月)に設定しました。6限の授業後からの参加が可能な19時45分から、東浦町教育委員会で本学人間学部を卒業し、自主ゼミ?勉強会での学びの経験もある緒方なな氏とzoomで接続し、約1時間、実際のボランティア紹介の動画を含めての説明、参加者からの質疑応答を行いました。参加者からは、「東浦町の「SP活動」について紹介してもらい、自分のためだけではなく、生徒や教員など、SPに関わる全ての人にプラスになる点が、魅力的に感じました。二つの活動のうちの、「わく算」「わく数」では、短い時間で、生徒とどれだけ親しくなることができるか、というポイントについては、この「わく算」「わく数」でしか身に着けることのできない物であるかもしれないと思いました。」等の学びがありました。その後、当日の様子は、オンデマンドで参加できなかった関係学生に視聴してもらい、20名近くの本学教職課程履修生が学校ボランティアへの参加について考えてもらうきっかけを提供することができました。

東浦町教育委員会の緒方なな氏の説明の様子

11月1日東浦町教育委員会の緒方なな氏による参加者からの質疑応答に応える様子

2022年度教員採用試験に関係学生8名が合格し、教師になるという夢を実現しました。

2022/01/05

自主ゼミの様子(平山説明画面、2021年中に35回全てzoomで実施できました)

本プロジェクトは、学校現場で活躍するために、様々な学びのコミュニティを作成して来ましたが、2022年度教員採用試験(2022年度に教諭として採用されるための試験)に、現役学生から5名、自主ゼミOBの卒業生から3名の合格のお手伝いができました。岐阜県の高等学校数学に合格された理工学部数学科の各務文弓さんからは、「悔いなく自分の力を発揮できました。1つの自治体を受験するにも複数の自治体を受験するにもメリット、デメリットがあります。自分自身と向き合って自治体を決めるのをお勧めします。」との後輩へ向けてのメッセージをいただきました。全員から、教員採用試験の様子についての詳細な報告もいただき、次年度の以降のプロジェクトに活かしていきます。合格された先輩から今後、後輩へ向けてのメッセージを後日、本ホームページでお伝えしていきます。

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