大学概要【2021年度実施分】全日本学生室内飛行ロボットコンテスト機体製作を通したPBL

理工学部

全日本学生室内飛行ロボットコンテスト機体製作を通したPBL
実施責任者:仙場 淳彦

本取組では全日本学生室内飛行ロボットコンテストへの出場を目的として, 講義科目で得た航空工学や流体力学に関する学問的知識を基盤とした学生独自設計による飛行機(ラジコン操作)の機体を製作し, 全国の大学?工業専門学校生と競い, 交流することにより社会性を磨き, 知識をモノづくりに活かす実感的モノ作りの喜びと, チームワークを通したコミュニケーション能力の体得を目指します。

ACTIVITY

コンテストへのエントリー状況と一般部門の取り組み紹介

2021/12/20

令和3年12月17日~19日にかけて東京都大田区総合体育館で開催された第17回全日本学生室内飛行ロボットコンテストに一般部門とマルチコプター部門にエントリーし, 出場に向けて機体製作に取り組んできました. 今年度は対面による参加が難しいと予想されましたが, 通常のように開催され, 北海道から沖縄まで全国48チームが集いました. ここでは一般部門の活動報告を行います.

一般部門は飛行機型の機体により競う部門です. 昨年度製作したモックアップ機を元に試作機2機の部品をCADで設計し, レーザーカッターで製作を試みました.しかし, 主翼や尾翼など8割ほどの部品を製作したところで, レーザーカッターが故障し, 残りのモーターマウントや尾翼胴体接合部品の製作できなくなってしまいました. そのため, 機体の製作を断念せざるを得ませんでした. 次年度は, レーザーカッターの復旧後改めて機体を製作したいと思います.

レーザーカッター加工の出来を確認する一般部門参加メンバー

CADによる設計とレーザーカッターで製作した飛行機機体の部品

コンテスト予選:マルチコプター部門結果

2021/12/20

令和3年12月17日~19日にかけて東京都大田区総合体育館で開催された第17回全日本学生室内飛行ロボットコンテストに一般部門とマルチコプター部門にエントリーし, 12月18日の予選に出場しました.

マルチコプター部門は, いわゆるドローンとして知られる固定翼を持たない機体により競う部門です. 本機体は3Dプリンターで製作した軽量設計の機体です. 飛行安定性が高く, 予選では八の字飛行も決め、全体4位で決勝に駒を進めました. 今年度の対面による大会参加は11月頃までほとんど諦めていたものの, 活動自体は春から安全に注意しながらコツコツと継続してきて良かったと思います. 決勝は上位5チームで競いますが上位3チームが表彰対象となるようですので, あと一歩届くように作戦を練り直しました.

青空に映えるコンテスト会場の大田区総合体育館

今年度のマルチコプター部門製作機体

予選飛行終了直後の参加メンバーの様子

開会式の様子(パノラマ写真)

マルチコプター部門の決勝結果報告

2021/12/23

令和3年12月17日~19日にかけて東京都大田区総合体育館で開催された第17回全日本学生室内飛行ロボットコンテストに一般部門とマルチコプター部門にエントリーし, 前日の予選を通過し, 12月19日の決勝に出場しました.

マルチコプター部門は, いわゆるドローンとして知られる固定翼を持たない機体により競う部門です.前日の予選では八の字飛行も決め、全体4位で決勝に駒を進めました. 決勝では一つでも順位を上げることを目標に最低限達成すべきミッションに加え, 追加得点となるミッションや飛行時間の短縮にも気を配りました. 決勝ともなると各チームの緊張も高まるため, 操縦者の手が震えたり, いつもできることができなくなったりします. しかし, 冷静に飛行でき, 3位入賞を果たすことができました. 一時はコンテストへの参加自体も諦めムードでしたが, 機体製作活動自体を継続してきたことが実を結びました.

なお, マルチコプター部門の機体および他の機体に関するプレゼンテーションは,以下のリンクよりご覧いただけますので是非ご視聴頂ければと思います.

https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/2021presentation/

マルチコプター部門:予選の飛行動画

表彰式後のマルチコプター部門参加メンバーの様子

マルチコプター部門決勝後の結果速報の様子

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